シェルのパイプラインで、コマンドのエラーを反映する
コメントしたので、改めてメモ。
シェルのパイプラインでは、終了ステータスは最後(右端)のコマンドのものになる。
$ (exit 1); echo $? 1 $ (exit 1 | tee /dev/null); echo $? 0
bash 3.0以降であれば、pipefailオプションをオンにすると、エラー(0以外の終了ステータス)を返した最後(右端)のコマンドの終了ステータスになる。
$ (set -o pipefail; exit 1 | tee /dev/null); echo $? 1
ただし、たとえばUbuntuでは/bin/shが標準でdashだし、FreeBSDも/bin/shがbashではないので、注意。
LinusにNetWalkerを見せたよ!
第100回カーネル読書会に参加して、Linuxカーネルのコア開発者の人たちに会ったよ!
Japan Linux Symposiumのキーノートスピーチで、Linus Tovaldsが「Linuxは、サーバーもあるけど、アキバの店とか見るとLinuxの入ったデバイスがいっぱい並んでるよね」と言ってたので、最近愛用しているNetWalkerをネタに、Linusに勇気をふりしぼって話しかけてみたよ! LinusにNetWalkerを見せて「これ触ってみますか?」と言ったら、ごにょごにょ操作して「It's cool!」と言ってくれたよ! リップサービスかもしれないけど、うれしー! Linusいい人!
ちなみにLinusはこんなコマンドを打ってたよ!
dmesg dmesg | less -S dmesg -s 1000000 | less -S
まわりのコア開発者の人たちも「これ、アキバで触った!」とか言ってたよ!
お約束のサインもLinusにもらったよ! 白ボディでよかった!
「新クロサギ」4巻
「制度融資詐欺」、「投資顧問詐欺」、「詐病詐欺」、「有名人詐欺」を収録。今回の手口は、ネタバレなので「続きを読む」で。
「ドワンゴ物語」
アスキー・メディアワークス
売り上げランキング: 627
これは文句なしに面白い(ただし前半)。帯にあるとおり、廃人と奇人と天才が、次々に登場しては活躍したり失敗したりする、水滸伝形式のノンフィクション。いきなりSuper Depthから始まる、というあたりに期待できる人は楽しめるのでは。筆者もいい感じにノッて書いてると思う。
ただ、メインタイトルの「ニコニコ動画が未来を作る」というようなビジネス書を期待すると外すかも。あくまでも「ドワンゴ物語」ということで。あと、芸能界とかPRIDEとかエイベックスとかの話は正直引いた。
「Q.E.D.」34巻、「C.M.B.」12巻
今回も2シリーズ同時発売。堪能させていただきました。
まず慎司さんはなぜ死んだのか?
「Q.E.D.」は2編を収録。「災厄の男の結婚」は、題名どおりアラン・ブレードのシリーズ。あいかわらずのコメディで、ドタバタとあわただしく展開していきつつ、実は社会派のテーマだったりする。しかし「W銀行」って…
「母也堂」は、詳細は避けるとして、視点のずらしかたがうまくきまっている話。「Q.E.D.」って、しばしば、人物間の心のすれ違いや誤解がもたらす悲劇が印象的ですね。
こんなバカと二度と付き合っちゃダメよ!
「C.M.B.」は3編を収録。「封泥」は、古代バビロニアの壺を題材に、森羅君の過去がまた一つ明らかになるエピソード。ちょっと「ロケットマン」を思い出した。
「老婆と猿」は、なぜそういう状況になったのかが鍵となるミステリー。かつ、ちょっと切ない感じ。
「張の幽霊」は、ネタバレは避けるとして、展開が特徴的な話。あと、ビジュアル的に最後のコマがいいですね。
「逆風野郎!」
日経BP社
売り上げランキング: 142772
「羽根の(露出して)ない扇風機」Air Multiplierでまたダイソンが話題をふりまいて、ちょっと前に読んだこの本を思い出した。革命児なのか、ハッタリ屋なのか、はたまた両方なのか、と言われるジェームズ・ダイソンの自伝で、これが面白い。
なにしろ尊敬する人がバックミンスター・フラーとイザムバード・キングダム・ブルーネル。「大事なのはすべてにおいて人と異なること」とクリエイティビティを最重視する、反逆的で野心的なキャラ(ただし、飛躍的発展よりも漸進的発展を重視するとも言う)。本書の内容もハイテンションで挑発的だ。
経歴も波乱万丈。美術学校の在学中に底の平らな上陸艇をデザインして軍にも採用。続いてタイヤのかわりにボールを使った一輪車を作って起業し、成功するも、代理店にパクられたり会社を追い出されたり。そこから例の掃除機を開発し、販売してくれる会社がなくて世界をかけ回ったり、大手メーカーとモメたり、ライセンス問題で戦ったりして、裁判も常にいろいろ抱えてるんだとかで、ちょっと喧嘩っぱやそう。デザインへのこだわりもかなりのものらしい。
そんなあれやこれやの過程が、赤裸々というか克明に書かれていて、なかば野次馬根性で読んだ。ビジネマンの参考になるかどうかはわからないけど。あと、ダイソン製品は使ったことがないし、冒頭の疑問の答えは私にはわからない。
ちなみに枝葉ネタで、日本で売り込んだときの処世術として、日本の風習に合わせたふりをするより、いかにもガイジンっぽくふるまったとか。あと、アメリカ人が背が高いのはハンバーガーをたくさん食べているからと日本マクドナルドのトップが言った、という藤田田氏の昔のネタを知っているのに驚いた。
LinuxCon 2009の参加報告を聞いた
第99回カーネル読書会で、Linuxカーネルハッカーの方々がLinuxCon 2009という国際イベントに参加してきた報告を聞いてきました。
個々の内容がどうというより、どんな論点があるのかを知りたいという、日経新聞を読むような文系モチベーションで参加しましたが、いろいろ参考になりました。以下、自分として気になった部分を、発表者をごっちゃにして抜き書きしたメモです。
- LinuxCon 2009って?
- 第1回。Linux Foundation主催
- 幅広い参加者層で、OLSとは違う雰囲気
- LinuxConは開発者中心で、併催のPlumbers Confはマネージャー中心
- 同じネタをPlumbersとかけもちしている人もけっこういたw
- でも純粋にビジネスな人は見かけなかった
- スタッフはボランティアスタッフが中心
- 主催者も驚く大盛況
- 同時セッションが多かった
- OLSに比べるとわりと普通っぽい雰囲気
- みんなちゃんと椅子に座ってるしw
- 地下にディスカッション用のラウンジが設けられた
- メンテナーの人はセッションよりそちらに集まって議論している人が多かった
- 有名メンテナーが積極的にデモしていた
- 活発な野良議論
- ちょうどカーネルのマージウィンンドウが開いていた時期
- 求人の貼り紙をするボードがあった
- LinuxConな技術者がPlumbers Confな人に自分を売り込む例も
- 読むと、企業がどんな製品を作ろうとしてるのかわかるw
- ユーザー登録にtwitterのアカウントを登録する欄があったので登録したら、会期中のつぶやきがオフィシャルサイトに載りまくって焦ったw
- Linusはシャイで、懇親会にはあまり参加しないらしい
- priempt-rtが開発中
- プリエンプティブに加え、ロックされてたらほかの箇所を先に、など
- クリティカルセクションをちゃんと守ってないドライバが多いので、それが一気に露呈するのではないか
- 「サービスソフトのrpmやdebを作るときに、upstartに合わせるべきか」の議論
- 後方互換性を保ちつつupstartに対応すべき、という流れ
- USB 3.0をサポートするのに何が必要か
- 「デバイスを持ってないからデバッグできない」とか
- 組み込みのトラック
- 日本のメーカーからの参加者はほぼゼロ。死活問題では?
- ドライバのパッチをメインラインにマージしないと、次のバージョンで開発しなおしになり、製品の市場競争を落とす
- 製品の開発が終わるとプロジェクトが解散しちゃうので、保守がされない
- LinusによるGitハンズオン
- 実用性というより、LinusがどうGitを使っているかが興味深かった
- 開発用ではなくて、パッチをいかに楽にマージするかに注力するスタイル
- コンフリクトをどう直すか、とか
- linusツリーのメンテナ以外には役には立たないようなw
- LinuxConのセッション会場で次々とUbuntuの起動音がこだまする。Ubuntu人気だなw
- IntelのMoblinが盛り上がっていた
- Greg K-Hによるカーネルコミッター入門講座「Write your first patch」で、参加者がその場でパッチを投稿したりしていた
- 日本のJapan Linux Symposiumでもやる、Gregも楽しみにしていた、と
- TOMOYO Linuxの原田さんのプレゼン資料。勢いで作ったバージョン(OpenSouce Edition)を当日発表用に、前もってきっちり作ったバージョン(Enterprise Edition)を掲載用にw
- KSM: Kernel Samepage Merging
- kvmの仮想マシン間で、同一内容のanonyousページをマージ
- madviceで対象を指定
- 書き込みが発生したらCOW
- Red Black treeで管理
- 「300%集約度を上げた」というアナウンスがあったが、詳細は不明






