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読書やコンピュータなどに関するメモ

「Q.E.D.」41巻、「C.M.B.」19巻

 ミステリーコミック「Q.E.D.」と「C.M.B.」がまた同時発売。ネタバレしないように注意しているつもりだけど、念のためご注意を。

 しかも今回は、「Q.E.D.」の「バルキアの特使」と、「C.M.B.」の「大統領逮捕事件」で、1つの事件で塔馬君と森羅君が国際司法裁判所で対決するという趣向つき。作者さんのブログにもあったように、どちらからから読んでも楽しめるけど、確かに「大統領逮捕事件(前編)」→「バルキアの特使」→「大統領逮捕事件(後編)」がいちばん楽しめそう。

 読み返してみると、それぞれの鍵になるヒントを相手が教えてくれているという構成も面白い。

 「バルキアの特使」は、上記のとおり、国際司法裁判所で森羅君と対決する話。焦点は、東欧の架空の小国バルキアを舞台に、私腹を肥やしたあげく国の貧困を国内の移民や外国人のせいにして虐殺を煽った独裁者をいかに裁くか。こちらではバルキア側の視点で、消えた特使の謎が軸になっている。森羅君に教わった博物ネタが鍵に。

 「カフの追憶」は、投資会社で大金を集めて時の人となり、その後に逮捕された男を塔馬君が訪れる話。男が語る半生と事件の謎の背後で、本当の謎は何かという謎が自分好みで面白かった。あと、塔馬君と水原さんが微妙にいい感じの距離になってる。肉団子スープと餃子を重ねてるのかな。

 「大統領逮捕事件」は、バルキア事件を、ベルギー側についた森羅君からの視点で。こちらは、独裁者自身の行動と謎を追う話が軸になっている。森羅君の怒りのツボが、ストーリーをドライブしてるように思う。あと、「バルキアの特使」と合わせ、国際司法裁判所のしくみやダイヤ、ベルギーのこともちょっとわかった。

 「銀座夢幻亭の主人」は、昭和30年代に文化人を集めた店の主の謎。この人物が何を見ていたのかを追う。ところで、作中で政治家が槍玉に挙げている“有害”マンガ「処刑の季節」って、「処刑の部屋」+「太陽の季節」みたいだw

 「夜にダンス」は、ダンサーを目指す女子高生が目撃した事件の謎。と、それを通して、十代の迷いと脱皮を描く学園シリーズのエピソードだ。トンボが印象的。

トンボは運命だから飛ぶんだよ

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