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読書やコンピュータなどに関するメモ

「日経Linux」2012年2月号

 レポートコーナーでLinuxMint 12の紹介を2ページ書いたのでご報告。変なもち上げられかたをしていたけど、Ubuntu 11.10+GNOME Shell+独自の拡張機能であって、それ以上でも以下でもない、ということを書きました。アクティビティ・オーバービューとアプリケーションメニューがカブってるとか、GNOME Shell環境とMATE(GNOME 2フォーク)環境の両方が入っているとか見ると、まだ試行錯誤途中なんだろうなと思います。ちなみに、最初の原稿でのタイトルは「左下メニューにこだわったディストリビューションの新版」でした。

 自分の記事はさておき、特集2がディストリビューション特集。いずれも、ディストリビューションそのものの紹介というより、そのディストリビューションで使える“技”の紹介になっていて参考になる。書いているのが、Fedoraが中井悦司氏(「プロのための Linuxシステム構築・運用技術」著者、現レッドハット)、Debianがやまねひでき氏&岩松信洋氏(Debian Project)、Knoppixが須崎有康氏(Knoppix Japanese edition)、Vineが鈴木大輔氏(Project Vine)というのも信頼ポイント。

 その中井悦司氏の新連載「初めての“本格”Linuxサーバー構築・運用」も登場。入門知識レベルを超えて実運用サーバーを動かすためのハウツーを、著者が過去にはまったエピソードもまじえて紹介している。第1回は、パーテイション、ネットワークとそのカーネルパラメータ、iptables、サービス、ユーザー、sosreportなどの初期設定。AWSクレジットクーポンの先着500名プレゼントもあるらしい。

 特集1はLinuxカーネル入門。中でもPart4で、レッドハットの人とオラクルの人の連名で、それぞれRHELとOracle Linuxのカーネルの独自の部分を解説しているのに驚いた。Part1はユル目のイラストと説明文でカーネルの役割を紹介。Part2はカーネルビルドの方法を解説(make localmodconfigなども)。Part3はQEMNU上でのARM向けカーネルビルド。Part 5は、カーネル2.4から3.2あたりの変化について。

 特集3は、Kindle FireをAndroidタブレットとしてカスタマイズする話。adbからのアプリインストール、root取り、逆テザリング、フォント変更、カスタムROMなど。あと、Silkブラウザーって要するにプロキシなのか。

 なんと、鳥人間社長が作った“ラピュタの飛行石”の開発レポートも。Arduino+Android+AWSで、国際宇宙ステーションの方向をレーザーポインタで示すもの。これが日経Linuxに載るとは、いい意味で驚いた。

 連載マンガ「シス管系女子」は、第6回にしていきなりtmux。Linux入門ではなくサーバー管理者入門と考えると、なるほど。ちなみに後書きによると、screenとかではなかったのは、初期設定(の説明)が不要だからとか。

 新連載として「WindowsからLinux完全移行超入門」「Androidで動くWebアプリ開発」「Linuxで旧型PCを復活」がスタート。いっぽう、Linux認証が最終回で、ネタはOpenAMでのエージエント方式のSSO。

 特別企画のDart言語の記事(前編)は、EclipseベースのIDE「DartEditor」を使ったプログラミングについて。

 ほか、Linuxカーネルの新機能の連載が、サードパーティモジュールを警告するTAINT_OOT_MODULEなどのフラグ。アジア連載がシリコンバレーで起業して帰ってきた日本のエンジニアの体験談。美女Linux連載がtouchとrm。OSS-DB試験連載が、バックアップと統計情報。LPIC連載がセキュリティまわりの機能。トラブルシューティング連載が、NICドライバの話と、GRUBでカーネルを選ぶ話。

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