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「イスラム飲酒紀行」

イスラム飲酒紀行
イスラム飲酒紀行
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高野 秀行
扶桑社
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 タイトルからして秀逸。飲酒はご法度のイスラム圏で酒を飲むという。しかも著者は“酒飲み書店員大賞”も受賞している高野秀行。「イスラム圏の裏を探る」というノリではなく、「イスラム圏の人たちと酒飲んでサイコー」というノリが期待できる。そして、期待どおりの路線で、期待以上に面白く読んだ。

 著者によると、イスラム圏ではタテマエとホンネの差が大きく、飲酒は日本でいうと「高校生の飲酒」みたいなものなのだそうだ(本当?)。そこで、イスラム圏で酒を求めるのは人々のホンネの部分にもぐり込む旅となる。自分は絶対に近寄りもしないようなシチュエーション、たとえば紛争下の街とか、トタン板で囲まれた秘密の置屋とか、砂漠とか、秘密警察の監視とか、リアル北斗の拳状態のソマリアとかを飄々と超えていくと、そこは世界共通のしょうもない酒飲みたちがいるのだった。オアシスでの秘密の酒盛りとか、楽しそうだなー(オチもあるけど)。

 カメラマンや著者の撮った、いい感じの写真もいろいろ散りばめられて、酒を飲む人から飲まない人まで素顔のイスラム圏がちょっと身近に感じられた。

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