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読書やコンピュータなどに関するメモ

「インターネットのカタチ」

インターネットのカタチ―もろさが織り成す粘り強い世界―
あきみち 空閑 洋平
オーム社
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 「Geekなぺーじ : インターネットが物理的に壊れる原因いろいろ」は面白かった。酔っぱらったハンターが光ファイバーを射撃したり、クマゼミが光ファイバーに産卵したり、銅線泥棒が区別つかずに光ファイバーを持っていっちゃったりと、けっこう意外な原因でインターネットが物理的に壊れるものだなと。

 これらのエピソードは、同じ著者による書籍「インターネットのカタチ」からの抜粋だということで、読んだ。本書では、物理層やルーティング、DNS、エジプトのインターネット遮断、インターネット検閲、ネット渋滞など、さまざまなレイヤーで「インターネットが壊れた」事例をいろいろ紹介。それを糸口に、インターネットの仕組みと「壊れやすさ」を解説している。

 障害事例を軸に読み物として話の流れを作っているのが面白い。「チェコ発インターネットバラバラ事件」なんて見出しで始められたら、読んじゃうよね。

 で、そうした読み物からつながっているインターネットの仕組みの解説も、平易な説明ながら深い内容で、へーそうなってたのか、と勉強になった。BGPまわりの話とか、ルーターの実装の違いによる問題とか、ルートDNSの構成とか、インターネット遮断の仕組みとか。

 あと、けっこうインターネットって、ルーティングとかDNSのレベルで、こまめに壊れてるのだなというのが、へぇだった。著者の言う「報道されると重大事件と認識され、“中国が…”などと変に衝撃的に受け止られたりする」とかいうところなども。

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