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読書やコンピュータなどに関するメモ

LL Planetsに行ってきた

 スクリプト言語の祭典LL Planetsに行ってきました。といっても、都合により15時ごろからで、かなり評判のいい基調講演も聞けなかったんですが(残念)。

 とりあえず聞いたセッションの覚え書き。

Node.jsとは何だったのか

 イベント駆動の非同期I/Oというテーマに対し、Perl・JavaScript・Python・Rubyでのそれぞれのフレームワークを紹介して共通するアプローチや課題などを話しあうパネルディスカッション。1つのテーマに複数の言語それぞれのアプローチが見られるのが面白いセッションでした。だいたいAnyEventタイプ(陽にイベント駆動スタイルで書くタイプ)とCoroタイプ(裏でイベント駆動スタイルにしてくれるタイプ)に分かれるんだなとか、DBクエリとかCPUバウンドな処理とかでどうコンテキストスイッチするかとか、callback hellが大変とか。

JavaScript八面六臂

 前のセッションとは逆に、JavaScriptという1つの言語に対し、HTML5やスマートフォンアプリ、サーバーサイドといった異なる応用分野のアプローチを話しあうパネルデイスカッション。まあ実際にはそういう方向にはあまり広がらなくて、むしろ分野共通で出てくるJavaScriptの利点や課題について語られていました。JavaScriptのよいところはシンプルな言語仕様、一冊目におすすめなのは「JavaScript Good Parts」、言語の自由度が高いのでチーム開発すると統一がとれなくなったり重複だらけになったりすることも、callbackスタイルはエラー処理が大変(Promiseどこ行ってもうたんや)、など。

IPv6ハッカソン報告

 会場のネットワークオペレーションの説明もあって、さすがjusと思いました。ハッカソンの報告は、PerlをIPv6だけで使うとどうなるかという話あり(search.cpan.orgとかがAAAAを持ってないとか)、PHPのWebアプリケーションフレームワークそれぞれのIPv6対応状況調査報告あり(filter_var()すげー)、IPv6のアドレス空間にTwitterのTweet IDをマップするアプリあり(AnyIPって知らなかった)と、それぞれ方向性の違う試みが報告されてました。

LT

 さすが日本のLTの元祖だけあって、ネタ的にもトーク的にもレベルが高い。以下、トーク順があやふやなので、公式サイトでの並び順で。

Ruby厨の僕がGroovyをやってみた – あるいは新しくLLを学ぶ上で大事なこと(Uchio Kondo)
fujisan.co.jpの中の人が、Ruby厨でもJava VM上にはGroovyがある、ということで、GroovyとGrailsを紹介していました。
俺の最強言語Egison(江木 聡志)
自作の関数型言語Egisonの紹介でした。パターンマッチを強力にしていて、ポーカーの役をパターンマッチで判定できるとか。
LLでスマートフォンアプリ開発みたいな (仮)(TAKEUCHI, Yoji)
Androidアプリを開発するのに、Javaわからん、JavaScriptわからん、という話から、AndroidのOpen Accessoryの話に飛んで、さらに本題がPythonでHDLを記述してFPGAを起こす話、という驚愕の展開でした。
プログラミング言語ADP(大藤 雄久)
Prologインスパイヤでスクレイピングに強いという自作言語ADPの紹介でした。メソッドチェーンしていって最後に“,next”って書くのが述語論理言語ぽい。
レッツ!Google Apps ScriptでTDD (仮)(@remore)
VBAに対してGoogle Apps Script、でもバージョン管理は大変だし、テスティングフレームワークも貧弱、という話で、実際にテストをデモしていました。
javascriptでブラウザネイティブネットワークオンラインアクションMORPG(長いよ)(co1row)
ブラウザのJavaScriptとサーバーのNode.jsでWebSocketで通信し、バックをMongoDBにしてJSONでデータを永続化するという、JavaScriptを3層使って作ったRPGをデモしてました。会場でも大人気。
Rubygemsで悪ふざけ(仮)(kwappa)
CPANでいうAcmeに相当するRubyGemsの名前空間「pebbles」の提案と、実際にその名前で作ったジョークライブラリpebbles/anti_hangolverのデモでした。安心のkwappaさんクオリティ。
文字列連結のベンチマークをいろんな言語でやってみた(桑田誠)
テンプレートエンジンの開発の中で取った文字列連結の言語別ベンチマークから、Node.js爆速という結果を紹介。だいたい、メソッド呼び出し系、専用バイトコード系、JIT系の順で速くなるとか。あと、V8とか最近のJavaScript処理系だとpushしてjoinするより+したほうが速いんですね。
ECMAScript5処理系作成 + VM化(Constellation)
ECMAScript5を愛するあまり処理系を自作してしまった話。ASTを直接実行してたときは遅かったけど、VM化したら速くなった、と。

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