本を読む

読書やコンピュータなどに関するメモ

「写楽百面相」

写楽百面相 (文春文庫)
泡坂 妻夫
文藝春秋
売り上げランキング: 404334

 亜愛一郎シリーズをまとめて読み返した勢いで読んだ。こちらは初読。

 町人文化と規制が拮抗する文化文政時代を舞台にした、ミステリー風味の時代小説。版元の若旦那を主人公に、女郎殺しの追求と東洲斎写楽の正体を追っていく。といっても、ストーリーは犯人探しが中心ではなく、各エピソードごとの謎や伏線、解決がそれぞれ泡のように浮んでは消えていき、互いに結びついたり結びつかなかったりという構成がニクい。ネタバレを避ける範囲でいうと、それらの要素を通じて、江戸城や朝廷の影を、庶民の視点から描く。

 ちなみに、趣向として数字尽しのうえ、各章には順に一~十の数字がついていたりもする。そうそう、本文の最後の2行はニヤリですな。

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://emasaka.blog65.fc2.com/tb.php/500-6bd464ed

 | HOME | 

Categories

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Appendix

emasaka

emasaka

フリーター。
連絡先はこのへん

Monthly


FC2Ad