「亜愛一郎の狼狽」「亜愛一郎の転倒」「亜愛一郎の逃亡」「亜智一郎の恐慌」
本を片づけようとすると読書に没頭してしまうというのはお約束のパターンだけど、実際に「亜愛一郎」シリーズを読み返してしまった。
美男子なのに与太郎キャラのカメラマン亜愛一郎(あ・あいいちろう)が、不思議な事件に出会うたびに白目を剥いて解決するという連作ミステリー小説。本格推理の傑作であり、トボけた感じのユーモアミステリーでもある。
物語は毎回、違うゲストの視点からユーモアを込めて物語られる。奇妙な状況が起こり、とおりすがりの亜愛一郎がいきなり(場合によっては事件が始まったとも思えない時点で)結論を言い、その後で論理的に説明して周囲を驚かせる。もろに現代版ブラウン神父だ。現代といっても、登場したのが1975年だけど。
犯人やトリックというのはもちろん、それ以上に、亜がどういう推理を経て結論にたどり着くかが焦点というところが、謎解きミステリーなのに倒叙ミステリーっぽくもあって面白い。
亜愛一郎のご先祖様が幕末に閑職に見せかけて将軍(家定〜)の右腕を務めていた、という番外編が本作。といっても、亜愛一郎シリーズほど本格推理というわけでもなく、亜愛一郎ほどすっとんきょうなキャラではなく、どちらかというと同じ作者の時代小説あたりのテイスト。亜愛一郎シリーズのさまざまな登場人物のご先祖らしき人物が登場し、ご先祖というよりスターシステムか。でも、これはこれで面白い。
亜愛一郎の逃亡 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
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物語は毎回、違うゲストの視点からユーモアを込めて物語られる。奇妙な状況が起こり、とおりすがりの亜愛一郎がいきなり(場合によっては事件が始まったとも思えない時点で)結論を言い、その後で論理的に説明して周囲を驚かせる。もろに現代版ブラウン神父だ。現代といっても、登場したのが1975年だけど。
犯人やトリックというのはもちろん、それ以上に、亜がどういう推理を経て結論にたどり着くかが焦点というところが、謎解きミステリーなのに倒叙ミステリーっぽくもあって面白い。
亜愛一郎のご先祖様が幕末に閑職に見せかけて将軍(家定〜)の右腕を務めていた、という番外編が本作。といっても、亜愛一郎シリーズほど本格推理というわけでもなく、亜愛一郎ほどすっとんきょうなキャラではなく、どちらかというと同じ作者の時代小説あたりのテイスト。亜愛一郎シリーズのさまざまな登場人物のご先祖らしき人物が登場し、ご先祖というよりスターシステムか。でも、これはこれで面白い。
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