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読書やコンピュータなどに関するメモ

「スター・ウィルス」

スター・ウィルス (創元SF文庫)
バリントン・J. ベイリー
東京創元社
売り上げランキング: 148329

 さきごろ亡くなった、ワイドスクリーンバロックの旗手、バリントン・J・ベイリーの処女長編。ご多聞に漏れず大好きな作家だったので改めて読み直してみた。やっぱり面白い。R.I.P.

 基本的には、常にマントを身に着けて黄金の光線銃を持った宇宙海賊の物語。なんだけど、どんどん奇想がプラスチッキーで悪趣味に詰み重なるB・J・ベイリー世界になっていく。慣れないがゆえの描写の軽さも、かえってA・E・ヴァン・ヴォクトっぽくていい。ネタバレは避けるとして、構図としては秩序と非決定性の対立?

 ちなみに、ウィリアム・バロウズの小説「爆発した切符」で、本書が言及されている。以下、引用。

デッドライナーというのを思いついたのは『ニュー・ワールド・サイエンス・フィクション』……ノバ出版社・七グレープ通り・ハイ・ホルボーン・ロンドン・四九巻・六月号……に掲載されたある小説からだ……J・バリングトン・ベイリー著『スター・ビールス』からだ……この小説に出てくるデッドライナーたちは光年を旅する宇宙旅行者で、人間との接触が不可能で、恐怖感をも失っている。彼らは原子核ポーカー遊びをする。このゲームに加わるということはプレイヤー自身も家屋敷をも爆破されることだ……
爆発した切符 (1979年) (サンリオSF文庫)
ウィリアム・S・バロウズ 飯田 隆昭
サンリオ
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