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読書やコンピュータなどに関するメモ

「ハローサマー、グッドバイ」

ハローサマー、グッドバイ (河出文庫 コ 4-1)
マイクル・コーニイ
河出書房新社
売り上げランキング: 3143

 最近ブログを見て回ると「ハローサマー、グッドバイ」の話題が出ていたりして、えっマイクル・コーニイの? と思っていたらどうやら最近新訳で出たらしい。出た当時にけっこう気にいって今も本棚にあるのだけど、その後読み返してなかったので、新訳を買って20年ぶりに読み直してみた。海を見ながら。

 物語は、夏休みに海辺の町にやってきた少年が、その町の少女と恋をする、一夏のボーイ・ミーツ・ア・ガールの物語。海でのちょっとした冒険や、同世代の嫌な奴との対決、両親との葛藤、少年から大人への成長といった要素が詰まった、実際にはありもしなかった青春の日を思い出させるようなさわやかな物語となっている。基本的にはすごく甘い話なのに、くどさを感じなくて、パステル調っぽい表紙がうまくあっていると思う。

 …という部分は実は再読するまで記憶になくて、話題になってるラストのどんでん返し以降のパートだけ覚えていたりする。フェンスと小屋のシーンとか。嫌な奴だね。改めて読むと、伏線がうまく張りめぐらされているのに感心した。題名とかも。ところで、冒頭で主人公が回想として語り出しているのは、どの時点の視点なんだろう。やっぱりラスト?

 あと、今になってみると、脇役の人々が、控えめながらもいい味を出しているのに気づく。メストラーとかね。

 というわけで、月並な言いかたながら、よかった。

「だいじなのは、お話の裏にこめられた意味なんだよ、ドローブ少年。お話ってのはある目的があって語られるもので、その語られかたにもやっぱり目的がある。お話がほんとかそうでないかなんてのは、どうでもいいことなんだ。それを忘れるなよ」(グロープ)

コメント

あの!はじめまして!
私もそれ読みました!
でも子供だからわからない部分があるんです、教えてほしいんです!
最後のあたりで、どうしてブラウンアイズや他の人々はいなくなったのでしょうか?
ドローヴの父はパラークシへ戻った言ってますけど・・・真実は!?
あと、最後の2p…というかラストなのですが、あれはどういう意味なのですか?
主人公は死んでしまったのですか?
それとも、ブラウンアイズとドローヴは眠って、またおきて再び再開、ということなのですか?

コメント待ってます!!

結末

こんにちは。
ネタバレを書くので、何行か空行を入れますね。




あのラストは、ドローヴを含めて外の人たちはみんな、ロリンとともに冬眠に入って生き延びた、という意味だと思います。昔の人たちと同じように。
また、その逆で、そうドローヴが思っているだけ…という悲劇的な解釈もできるように書いていると思います。

どっちをとっても読む人の好きにしていいという作者の意図だと思いますが、私は冬眠のほうで考えたいと思います。

ごめんなさい

ごめんなさい、操作ミスでメイプルさんのコメントを消してしまいました。
以下、復元したコメントです。

> ありがとうございます!!
> 私も冬眠に賛成です!

大丈夫です!
ありがとうございました。

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