「C.M.B.」8巻
「貝がらを自分で拾う人」「貝がらがあることを教えてもらう人」「貝がらを見ない人」の3人がいたら…
その3人はみんな必ず こう言う
「海岸に貝がらがあることは知っている」って
「Q.E.D.」の姉妹編で、博物学ネタのマンガ。最近はミステリー要素が増えてきているけど、より人情話のほうに比重があるように思う。
「1億3千万人の被害者」は、復讐のために1億3千万人の被害者を出すという犯罪予告の話。論理と叙述の罠が何重にもはりめぐらされている。テーマがわりとシリアスなのだけど、トリックと不可分なのでここでは略(ヒント:アイヒマン実験)。
「メテオライト」は、カザフスタン領のロシア宇宙センターに落ちた隕石の話。単純だけどうまいトリック。
「櫛野村奇譚」は、ホラーっぽいファンタジー。論理を追っていくと謎が増えるのだけど、最後でつじつまが合う(ミステリー的にではないけど)。そういう意味で、「ちょっとぐらいの矛盾なんて味じゃん」にクスッと笑った。
「牡山羊の像」は、倒叙ものと思いきや、伏線がいろいろキマっている。ちなみに、冒頭の引用は、この作品から。
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