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読書やコンピュータなどに関するメモ

「爆笑問題のニッポンの教養」1~10巻

 爆笑問題が、さまざまな分野で成果をあげている高名な研究者を毎回尋ねて対談するシリーズ。もとはTV番組らしい(見てないからよくわからない)。爆笑問題の本はとりあえず買って読むのだけど、いつもと違った雰囲気で、でも面白い。

 最新の研究成果を毎巻紹介してくれるのが楽しい。例えていうと、Wikipediaの「おまかせ表示」でランダムなページを表示させまくって読んでるような感じ。ただし、研究の中身には踏み込んでないので、それは他で。

 太田がひたすら一般人の立場をとって話しているのが、面白くもありもどかしくもあり。

 以下、とりあえず2007年に出た10冊。

1. 生命のかたちお見せします

 発生生物学の浅島誠氏。動物の胚から臓器だけを作ったり、それを元の動物に戻して臓器を2つにしたりと、マッドサイエンティストさながらですごい。

爆笑問題のニッポンの教養 生命のかたちお見せします 発生生物学 (爆笑問題のニッポンの教養)
太田 光 田中 裕二 浅島 誠
講談社 (2007/09/27)
売り上げランキング: 37758

2. 現代の秘境は人間の“こころ”

 芸術人類学の中沢新一氏。東京周辺で、縄文時代から今まで同じような場所が重要な場所になっているそうな。利用しやすい地形ということだろう。

爆笑問題のニッポンの教養 現代の秘境は人間の
太田 光 田中 裕二 中沢 新一
講談社 (2007/09/27)
売り上げランキング: 8197

3. 宇宙人はどこにいるのか?

 惑星科学の井田茂氏。太陽系や惑星の形成モデルの話。「ホット・ジュピター」や「エキセントリック・プラネット」など、さまざまな惑星のパターンが面白い。宇宙人の話はどうでもいいとして。

爆笑問題のニッポンの教養 宇宙人はどこにいるのか? 惑星科学 (爆笑問題のニッポンの教養)
太田 光 田中 裕二 井田 茂
講談社 (2007/09/27)
売り上げランキング: 18505

4. 人間は動物である。ただし…

 社会心理学の山岸俊男氏。ナッシュ均衡とか囚人のジレンマとかいった、協調のモデルを実験してみせる。「武士道は統治者の倫理で、破るほうが利益になるから、世の中をコントロールできるはずがない」という言葉が興味深かった。

爆笑問題のニッポンの教養 人間は動物である。ただし…… 社会心理学 (爆笑問題のニッポンの教養)
太田 光 田中 裕二 山岸 俊男
講談社 (2007/09/27)
売り上げランキング: 10465

5. ヒトはなぜ死ぬのか

 生化学の田沼靖一氏。生物が死ぬメカニズムについて。アポトーシス(自然死)が起こるところを観察してみせる。有性生殖と死はいっしょに始まったとか。

爆笑問題のニッポンの教養 ヒトはなぜ死ぬのか? 生化学 (爆笑問題のニッポンの教養 5)
太田 光 田中 裕二 田沼 靖一
講談社 (2007/10/31)
売り上げランキング: 10957

6. 教授が造ったスーパーカー

 環境工学の清水浩氏。電気自動車は本当は速くてカッコいいのに、いままでの電気自動車は地味すぎたので、スーパーカーを作った、という話。電気自動車なので各輪にモーターを仕込めるため、8輪にして各タイヤを小さくして室内も広くできたとか。

爆笑問題のニッポンの教養  教授が造ったスーパーカー 環境工学 (爆笑問題のニッポンの教養 6)
太田 光 田中 裕二 清水 浩
講談社 (2007/10/31)
売り上げランキング: 50227

7. 哲学ということ

 哲学の野矢茂樹氏。ウィトゲンシュタイン系の分析哲学に対して、太田がイマジネーション系の話をぶつけて、全然かみあわない…のだけど、なぜか最後は同じところに来てびっくり。まさに、「普通の人のスタートラインが哲学者のゴール」。

爆笑問題のニッポンの教養 哲学ということ 哲学 (爆笑問題のニッポンの教養 7)
太田 光 田中 裕二 野矢 茂樹
講談社 (2007/12/06)
売り上げランキング: 5094

8. 人間は失敗作である

 比較解剖学の遠藤秀紀氏。さまざまな生物の骨を集め、種や年代などの比較を研究していて、パンダのホアンホアンの骨まであった。骨と造詣に対する、フェティッシュな愛情が面白い。

爆笑問題のニッポンの教養 人間は失敗作である 比較解剖学 (爆笑問題のニッポンの教養 8)
太田 光 田中 裕二 遠藤 秀紀
講談社 (2007/12/06)
売り上げランキング: 39420

9. ロボットに人間を感じるとき…

 知能ロボット学の石黒浩氏。外見や反応を人間に似せることで、人間そっくりのロボットを作る研究。人工無能みたいなアプローチのハード版か。本でも面白いけど、これは映像で見たかった。ちなみに、人間そっくりの皮膚感を持った人形って…

10. タイムマシンは宇宙の扉を開く

 宇宙物理学の佐藤勝彦氏。当然ながらインフレーション宇宙論を中心に、ビッグバンや相対性理論+量子力学の話など、いろいろ面白かった。タイムマシンはどうでもいいとして。

爆笑問題のニッポンの教養 タイムマシンは宇宙の扉を開く 宇宙物理学 (爆笑問題のニッポンの教養 10)
太田 光 田中 裕二 佐藤 勝彦
講談社 (2007/12/06)
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