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「国のない男」

 故カート・ヴォネガットの遺作となったエッセイ集。オビで訳者が書いているように「まさにヴォネガット」な1冊だ。

 ネタは、ユーモアについて、小説について、文明批判、米国批判など。中でも、物語の構造について語った章がすごく面白かった。アラバホ族の物語からシェイクスピアに至る話の流れは、やられたという感じだ。

 「ばかな年寄りがいる。わしらが経験したような大きな災難を経験しないうちは、人は大人になれない、なんてのたまうやつらだ」という言葉も、普遍的な話ではあるが、82才の著者から出たと思うとよけいに感慨深い。

 ヴォネガットのファンなら迷わず読もう。

国のない男
国のない男
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カート・ヴォネガット 金原 瑞人
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