本を読む

読書やコンピュータなどに関するメモ

「極道めし」1巻

 「食キング」「喰いしん坊」の土山しげる氏が描く食マンガ。究極の脳内グルメマンガかもしれない。

 刑務所で毎日質素な食事をさせられている受刑者たちが、暇にまかせて「うまい物の話勝負」をするという、百物語とか二都物語とかのような設定。ただし、そこは土山しげる氏、その場の全員が共通で食欲をそそられる普遍的なネタが勝ちという理由をつけて、カツ丼とか立ち食いそばとかドテ焼きとかのB 級グルメ話が続く。

 ギラギラした勝負話でもなく、感動や人情を前面に出すでもなく、淡々と食べ物への妄想が続く。しかも、各自の食べ物への思い入れを微に入り細に入りうまそうに描写するのはもちろん、餃子を食べるときの醤油と酢とラー油の割合の好みとか、トンカツ定食を食べる順番とか、マカロニをこう食べるのが好きとかいう、ディテールの描きっぷりが面白い。なんというか、落語的なものを感じさせる。

 いままで、こんなに立ち食いそばをうまそうに見せたマンガがほかにあっただろうか。

極道めし 1 (1)
極道めし 1 (1)
posted with amazlet on 07.02.16
土山 しげる
双葉社
売り上げランキング: 31584

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://emasaka.blog65.fc2.com/tb.php/203-cfd9db9f

 | HOME | 

Categories

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Appendix

emasaka

emasaka

フリーター。
連絡先はこのへん

Monthly


FC2Ad