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「国家を食べる」

国家を食べる (新潮新書)
松本 仁一
新潮社
売り上げランキング: 346,309

 松本仁一氏著「カラシニコフ」は、カラシニコフAK-47を狂言回しに、米ソの代理戦争としての冷戦の跡を世界中で取材した名ノンフィクションだった。

 本書では、1980年代〜2000年代あたりの中東〜アフリカの紛争地帯の取材こぼれ話という形で、現地の庶民から政治家までの食事の様子を、1章20ページほどのオムニバス形式で描く。

 ただし、そこから見えてくるのは、まごうことなき紛争の現場の様子だ。米軍の侵攻により警察が逃げて略奪や誘拐が日常茶飯事になった町。パレスチナ和平に焦った過激派による爆破で大怪我を負ったバス運転手。南アフリカからオーストラリアへの移住。イスラエル原理主義派に無神論者認定されて毎日のように脅迫を受けるイスラム教学者。国民を裏切る役人と困った人を世話するムスリム同胞団という国民の立場。手持ちの物を売ってささいな金を得ようとする飢えた難民。チェルノブイリのリンゴ。

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