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「君主号の世界史」

君主号の世界史 (新潮新書)
岡本 隆司
新潮社
売り上げランキング: 31,598

 古代中国からの「皇帝(皇)」と「王」という言葉の違いについて語る本。そして、それが薄まっていく歴史を解説する。さらに、似た経緯をたどった古代ローマ以来のヨーロッパの「皇帝」についても語る。

 もともと「皇帝」はこの世(当時の人の考える範囲で)を統べるただ一人で、実効支配が及ばない外夷の王も冊封する(たとえば「漢倭奴国」とか)ものだったのが、時代とともに外夷が中に入ってきたり皇帝が何人もいたりするようになってきた、というのが著者の論だ。

 一方、日本はあまり両者を区別せず、「皇」が使われてこなかった。しかし、幕末に約800年ぶりに「天皇」という称号が復活(これはよく言われる話)し、「皇国」として他を冊封する立場になろうとした、と著者は言う。

 ちなみに、戦国時代〜江戸時代初期の西洋人は、大名を「王」に、将軍を「皇帝」に、天皇(王家)を「教皇」になぞらえて説明したとか。

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