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本を読む

読書やコンピュータなどに関するメモ

「机上の九龍」、「真 机上の九龍」上・中・下

 一目見てわかるようにタイトルは、机上の空論と九龍をかけている。さらに内容ではクローンもかけている。

 1990年代あたりに(当時の)香港をイメージした近未来ものが流行したけど(メジャーどころでは「帝都物語」「スワロウテイル」なども)、その流れにあるマンガ。西暦2500年ぐらいの日本にあるネオ九龍という都市(西新宿を中心とした東京が元?)が舞台になっている。

 主人公は捜し屋の机田九。いろいろな人の依頼を受けて探すうちに、背景の陰謀が見えてくる、というノワール探偵ものの連作になっている。中でも、知能を持った動物たちを作った、マッドサイエンティストのもろ博士(モロー博士ですな)の影がちらつく。

 長崎尚志氏らしい風呂敷の広げ方だけど、ほどのどの長さなので、いつものような“どんでん返しをくり返した結果、ふり返ると登場人物が何をしたかったのかわからない”ようなことにならずにまとまっている。伏線や因果もわりと効果的だし。

 本作は2000年から雑誌に発表されたらしい。私は10年ぐらい前にたまたま古本で「真 机上の九龍」を買って読み、最近になって最初の「机上の九龍」をAmazonマーケットプレイスで買って読んだ。

 ちなみに、困った人から依頼を受けて助ける、ちょっと特異な能力を持った少年と、その肩に乗っていて知恵や行動で助ける小さな「父さん」ということで、私は「ゲゲゲの鬼太郎」を意識してるんじゃないかなと想像している。

 あと、今回「真 机上の九龍」を読み返して、巻末で大木刑事の外見のモデルが松重豊さんだったと知って驚いた。

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