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「江戸将軍が見た地球」

江戸将軍が見た地球<江戸将軍が見た地球> (メディアファクトリー新書)
KADOKAWA / メディアファクトリー (2013-02-22)
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 題名だけだと「実は江戸時代の将軍は世界のことについて詳しかった」という本のように見える。しかし実際には違い、徳川15代の政権がそれぞれ海外(主にヨーロッパ)にどのように対応したのかを中心に、各時代の政策の流れを語る本だ。

 とはいえ、15代の中で、海外に対して積極的なアクションを取ったのは初代の家康と2代の秀忠、そして15代の慶喜ぐらい。あとは、いわゆる鎖国を完成させた3代家光と、実学に限って蘭学をバックアップした7代の吉宗か。特に8〜14代については、能力が低かったり周囲が抑えてたりで政治自体にあまり関われなかったという。

 家康と秀忠の対応は、ヨーロッパ各国が覇権を争う大航海時代に、それぞれの国との個別の交渉が鍵だったことがわかる。基本的にはよく言われるようにカトリック国を締め出す方向で、でもそのためにスペインに近付いたり手を切ったりと粘り腰の外交をやっている。あと、やはりウィリアム・アダムス(三浦按針)とヤン・ヨーステンは重要だったんだなと。

 著者は幕末維新期が専門なだけあって、慶喜については特に詳しく書かれている。フランスびいきでナポレオン好きなところについては、後の明治初期政府のプロイセンびいきなところと対照的だったり。

 ちなみに、「鎖国」について著者は、「『鎖国』という名称は江戸時代後期に逆輸入されたものだが、相当する制度群があって『いわゆる鎖国』は存在した」という立場をとっている。

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