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「ツイッター創業物語」

ツイッター創業物語 金と権力、友情、そして裏切り
ニック・ビルトン
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 1,175

 ツイッターって、自分の現在を示すステータスサービスなのか、コミュニケーションを取るチャットなのか、自分の思ったことを書くブログなのか、情報を流すメディアなのか、位置づけがあいまいだとよく言われる。サービスの方針も、けっこうあっちに行ったりこっちに行ったり。しまいには、どうやって生まれたかも人によって言うことが違ったり。で、ユーザーとしては、その決まってないぐあいがちょうど使いやすかったりする。

 創業前から現在までを描いたドキュメンタリー「ツイッター創業物語:金と権力、友情、そして裏切り」によると、それは社内のゴタゴタがそのまま表れたもので、それが偶然うまく時代にハマって成功したようだ。本書では、バタフライ効果のモチーフを文章中に挿入し、アナーキスト社員の採用や芸能人の来社といったしっちゃかめっちゃかな騒ぎなどを盛り込みながら、社内のカオスな様子を描いている。

 強烈な副題も、原題「Hatching Twitter: A True Story of Money, Power, Friendship and Betroyal」から来ている。Bloggerの創業者のエヴ・ウィリアムズ、現会長のジャック・ドーシー、ビズ・ストーン、Twitter社の元になったOdeoの創業者のノア・グラスという強烈な個性の創業者4人の、ドロドロの愛憎劇。一度は魅かれあった仲間たちが、方針で対立し、権力を奪いあい、裏切りあい、陰謀をめぐらし、歴史まで操作しあう。その内容は本書を読むべし。

 しかしまあ、Twitter社からは協力が得られないとしても、関係者の協力を得てこれを執筆したというのは凄い。よく協力したなあ。みんないいように書かれていない中でも、特にジャック・ドーシーはボロクソに書かれてるんだけど(苦笑)。その証言が食い違うのを、過去のツイートから補完したという著者のエピソードも面白い。

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