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第110回カーネル読書会に参加

 Linuxカーネルに関する勉強会の第110回カーネル読書会に参加してきました。

 開会の挨拶をしたよしおかさんによると、1999年4月末の第1回から、15周年記念だそうです(一同拍手)。

 今回は、平松さんあたりのつながりで、kernelvm方面の比較的若い参加者が増えていた印象。

だいたいあってるAuto NUMA(亀澤さん)

 亀澤さんによるAuto NUMAのカーネルソースの解説がありました。

 まず、さきごろのRed Hat Summitの発表資料から、Auto NUMAが手動チューニングと同じぐらいのパフォーマンスが出ていることが紹介されました。また、Auto NUMAが必要な背景として、KVMのVMごとにチューニングするのは現実的ではないということが語られました。

 実際の実装の細かい話は(私がわかってないので)資料公開に期待として、関係する主なファイルはmm/memory.cとkernel/sched/fair.c。特に後者は、大きいのでgitでパッチの変遷を追うのがよいとのこと。カーネルスレッドがプロセスを定期スキャンして、page tableからメモリを剥がしてnuma_pteに向けて、NUMA page faultを起こして処理しているとのことでした。

Kpatchを読む(平松さん)

 平松さんが、カーネルライブパッチ機構のKpatchのソースを解説しました。

 Red Hatの開発者が中心になって開発する、OracleのkspliceやSuSEのkGraftへの対抗とのこと。kspliceがアセンブラでゴリゴリやっているのに対して、Kpatchは自己書き換えなしで、ftraceでフックして新しい関数を動かすだけのコンパクトな安全な実装とのことでした。また、カーネルモジュールだけの実装なので導入が楽で、Hot patchをカーネルの差分から生成するとのことでした(参考:「kpatchはhot patchをどうやって作っているのか調べてみる - φ(・・*)ゞ ウーン カーネルとか弄ったりのメモ」

 こちらも詳細は資料公開に期待として、コードはGitHubで公開されて、kmod/coreを見ればよく、非常に小さいとのこと。最後に、実は発表時点では説明したよりコードサイズも倍になっていて説明したのとだいぶ違っている(しかもそこに平松さんが関与)という話がありました。

 Q&Aでは、ライブパッチを当てられたカーネルのクラッシュダンプをどう解析するかという質問があって、アップストリーム化すれば対応できるだろうという話もありました。

Linux Kernel Feature Tracker(林佳寛さん)

 Linuxに日々追加される機能について自動でブログ形式で報告するサイト「Linux Kernel Feature Tracker」が紹介されました。

 作り方としては、cronで毎日午前3時半(日本時間)に、git pullしてmake listnewconfigして処理しているとのこと。listnewconfigではconfig名しか出ないので自分パッチでhelp(説明)も出すように改造したとのこと。それをテキスト処理してWordPressに出力しているとのことでした。

 TODOとしては、x86_64以外のarch、特にarmに対応したいとのこと。また、Q&Aでは、日本の3時半だとUSではがんがん作業している時間ではという指摘があり、更新の統計を見て考えたいという話でした。

LXCF(発表者さん失念)

 LXCの管理ツールの「LXCF」の紹介がありました。エンタープライズを想定して、フル機能のコンテナを長期間動かすことを想定しているとのことでした。

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