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「生者と死者」

生者と死者―酩探偵ヨギガンジーの透視術 (新潮文庫)
泡坂 妻夫
新潮社
売り上げランキング: 264

 2012年に「泡坂妻夫「生者と死者」のKindle化リクエスト?」で、「Kindle化が難しい小説」としてブログに書いた「生者と死者」が、最近復刊されてた。

 どういう本かというと、アンカット装丁になっている本を、そのまま16ページ(1折)ごとに読むと神秘的な短編小説に、切り開いて読むとまったく別の謎解きミステリー長編になるという仕掛けだ。同じ場面が、短編と長編とで違う意味を持たされる。さらに、短編で名前が出てくる人物が、長編ではぜんぜん違うキャラクター設定になっていたりも。

 しかも、短編で14ページを飛ばす部分が文の途中だったり単語の途中だったりもする。「ふいと違う顔を見せた」が「ふいと店に姿を見せなくなった」になったり。

 そうした多義性が長編のトリックにも盛り込まれているし、小説としてのモチーフにも影を落としているという、3重の仕掛けが見事。詳しくは書かないけど。トリッキーな小説と神秘的な人物の小説とを得意とする作者らしい。

 というわけで、2冊目を買った。

「生者と死者」

 下側のは初刷。

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