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読書やコンピュータなどに関するメモ

「子供の情景」「遠い世界」「瓜子姫の夜・シンデレラの朝」

 11月末から12月にかけて、諸星大二郎の短編集が立て続けに出てた。

 「子供の情景」と「遠い世界」は、「男たちの風景」に続く、作者自選短編集全3巻の2巻と3巻。「子供の情景」は、いろいろヤバい「子供の王国」など、子供が活動する短編が多いようだけど、そうでない短編もあり、どちらかというとパニックものがテーマかも。

 「遠い世界」は、異郷や荒野などを感じさせる作品が並んだ巻。「遠い国から」は、私が諸星作品でいちばん好きな作品で、何度読んでも飽きない。

瓜子姫の夜・シンデレラの朝 (Nemuki+コミックス)
諸星大二郎
朝日新聞出版 (2013-12-06)

 「瓜子姫の夜・シンデレラの朝」は、「トゥルーデおばさん」「スノウホワイト」に続く昔話再解釈もの。西洋に加えて日本や中国の話も入っていて、作者いわく「和華蘭」とか。

 「竹青」は比較的物語の結構がとれた話で、「見るなの座敷」「悪魔の煤けた相棒」はダーク側の奇妙な味の話、「シンデレラの沓」は明るい側の奇妙な味の話。「瓜子姫とアマンジャク」となると、結末があるのかないのかという夢のような作りで、そんなところが「遠い国から」にも通じるものがあると思った。

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