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「家電ベンチャーCerevoが語る「クラウドファンディング」最前線」

 Kickstarterなどのクラウドファンディングに、私はいままでセミプロっぽいイメージを持っていた。それに対して本書では、プロフェッショナルな部分を中心に、クラウドファンディングのプロジェクトの実際が、インタビュー形式で語られている。話しているのは、Kickstarterにプロジェクトを出したりクラウドファンディングサポートを始めたりしている、和蓮和尚ことCerevoの岩佐氏。

 特に、Dragon Innovationなどの支援会社が大きい役割を持っているとか、クラウドファンディングで集めた資金をどう使うかとかいったあたりは、知らない世界で面白かった。あと、実際に物を作るのにかかる時間や工程とか、認証取得の話とか。

 本書は、週間アスキーに載った記事のロングバージョンを電子書籍で販売する「週刊アスキー・ワンテーマ」シリーズの一冊。わりと勢い込んで話しているのを再現している感じの作りで、そのぶん話のつながりを読み返してようやく理解する部分もあった。

 以下、メモ。

  • 資金(作るリスク)より売るリスク(在庫)の解消
    • 売り数がわかっていると事業がシンプルになる
  • ヤフオクのようにプロダクトが多数あるのでそのままではプロモーションにならない
    • 人を呼んでくる仕組みが必要
  • Cerevo DASHではお断りすることも多い
    • 原価計算
  • Kickstarterのプロダクトは1商品1万個ぐらいのロット
  • Bluetoothと書くにはSIGの認証を受けないと特許訴訟される可能性がある
    • 認証に何百万円
  • 米国ではメディアがKickstarterの状況を逐一細かく取り上げているのが強力
    • プロジェクト側もメディアに載ったリストを作って見せる
  • 試作機ぐらい作らないとガジェットはダメ
    • 試作機作るぐらいしないと価格を出せない、お客さんもイメージできない
    • Kickstarterでも試作品がないと警告が付くようになった
  • つらいのはクラウドファンディング成立後
    • 生産までの時間。電気設計、金型など
    • 運送の手配やノウハウ
    • 「Pebbleが9か月たってやっと届いた」という記事に、「頭悪いなこいつ」
  • 成立しない=必要がない、とわかるのもクラウドファンディングのいいところ
  • 事前にアイデアを公開するリスク
    • スマートトリガーは発売日翌日に類似品が出た
    • よその出品の反応を見てマーケティングの参考に
  • すでに作ったもののPRに使うケース
  • 金型不要なケース
  • Cerevo DASHはフリーミアムモデル
    • 試作、レベニューシェア、人材
  • 最低限やらないことをまず知る
    • ACアダプターはPSE認定でないと法に触れる、など
      • 認定済みのACアダプターを買ってくればいい
  • 数を作ったときの価格計算
  • CESでKickstarter発のものが結構出ていた
  • Kickstarterのまわりにエコシステム
    • ビデオを作る業者
  • クラウドファンディング発のクールなガジェットのかなりをDragon Innovationがプロデュースしている
    • 価格決め、試作機、デザインレビュー、工場選定、マーケティング、スケジュールのプランニング、契約書、試験
    • CEOは元iRobotでアジアパシフィックを担当していた
  • ハードベンチャーのシードステージに特化したシードアクセラレーター
    • 日本にはいない
  • いかに中国の工場とうまくやりあうかがすべて
  • クラウドファンディングでお金を集めることで企業価値を上げる
    • 投資家の入るタイミングを遅らせることで株式比率を下げる
  • Dragon Innovationが公開している工程表が詳しい
  • ガワのインパクト重要
    • 3Dプリンター

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