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読書やコンピュータなどに関するメモ

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

著者:佐藤 優
出版社: 新潮社
ISBN: 4104752010

 題名を見て、自分の無罪を正面から訴えている本かと思って敬遠していた。が、読んでみたら中身はスパイ大作戦で、とても面白かった。

 著者は非常に頭のいい人だと思う。文章が非常に明晰で、難しい言葉やもってまわった言葉を使わずに複雑な事情を説明している。編集者がやったことかもしれないが。
 さらに、解説を1ページ以上続けることもなく、かならずエピソードをはさんでいるのもうまい。自分のメッセージも直接読者に向かって言わずに、エピソードや対話という形で見せている。読者に読ませたい本を、登場人物への推薦という形にしている工夫も見られる。

 だからこそ著者の情報のプロぶりに警戒を抱くし、主人公や鈴木氏の完璧超人としての描写にも眉に唾をつけるざるをえないわけだが、そのへんも読者が考える材料という意味を含めておすすめ。

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて
佐藤 優
新潮社 (2005/03/26)
売り上げランキング: 733

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