本を読む

読書やコンピュータなどに関するメモ

「日経Linux」2012年12月号

 特集1「世界のLinuxディストリビューション100」の執筆に参加したので、報告と宣伝をば。私は主に、比較的知名度が高くないディストリビューションのあたりで19本書きました。

 図鑑とか博物館とか情報バラエティ番組とかのようなノリで楽しんでいただければと思います。私はこの並びで特に、XBMCのメディアセンターとか、レスキュー用とか、ルーターやファイアウォールとか、あるいはGNOMEやKDEの最新版のデモとかいった、「特定のソフトを動かすためにLinuxのカーネルや既存ディストリビューションを利用しているもの」に興味を持ちました。

 特集のほか、巻頭レポートのコーナーでUbuntu 12.10について3ページほど書きました。自分に直接影響するところでは、USBメモリなどのマウントポイントが「/media/ユーザー名/hoge」に変わったのが影響が大きかったかなと。

 自分関係はさておき、以下そのほかの記事。

 特集2が「自分で作る究極のサーバー」で、Part 1がNASを改造して省電力の音楽サーバーにする話、Part 2がOpenBlocks AX3とRaspberry PiでそれぞれWordPressのサーバーを作ってベンチマークを比較。で、Part 3がいきなり、Hartbeat+Pacemaker+DRBDでフェイルオーバークラスターを組むという本格的な話だったりする。

 特集3が、スマートフォンとLinuxデスクトップの間で、MTPプロトコルやファイル同期サービスなどを使ってデータをやりとりする話。

 gumiのソーシャルゲーム「FIFAワールドクラスサッカー」の負荷対応事例の後編は、リリース7日目〜17日目で、MySQLをシャーディングして対応。トラブル対応では慣れてない最新機能を狙わず、使い慣れた方法でシンプルに、というのも教訓と。

 中井悦司氏のサーバー構築連載は、iSCSI。fallocateコマンドで作ったディスクイメージをiSCSIターゲットに指定して、iSCSIイニシエータ側ではそのデバイスをLVMのPVとし、LVを切り出して使う話。

 サーバー構築管理系ではほかに、LPIC連載が、ファイアウォール(iptables)のGUIでの設定や、SELinuxのsetseboolの設定や無効化、パッケージのインストールについて。美女Linux連載がusermodやdeluser。PaaS連載がRed HatのOpen Shift。

 アシスト社のUbuntuへの移行事例第2回は、ユーザー認証(Active Directory)まわりと、アプリの対応まわり。Webベースだから安心していたらIEに依存してた、など。AD関係では、問題点としてグループポリシーにも言及しているけど、そこはあきらめたのかな。

 デスクトップ系ではほかに、Linux活用超入門連載が、UbuntuのUnityデスクトップや、Nautilus、LibreOffice、geditについての解説。旧型PC+ディストリビューションの連載が、特集1と連動して、Ubuntuの萌え化。

 Matz氏のmruby連載は、プログラムからmrubyのVMを呼び出す方法について、VMを示すmrb_stateと値を表すmrb_valueを中心に解説。あと、巻頭の開発者インタビュー連載もMatz氏の回だった。

 巻頭レポートでは、インテルによるCの並列記述拡張がgccに採用されるかもしれないという話も。

 そのほか、シェルスクリプト連載が、メールからtwitterに画像つきでツイートするゲートウェイの作成。Androidハイブリッドゲーム連載が、クライアント側のTitaniumで、サーバー側のNode.jsと通信する処理のあたり。カーネル機能連載が、oom_adjやoom_score_adjによるOOM Killer対策。

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