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「Q.E.D. iff」18巻

* 「Q.E.D. iff」18巻

 人気ミステリーコミックの最新刊。いつも同じ作者の「C.M.B.」と同時発売だったんだけど、「C.M.B.」が完結したので、今回は1冊で発売された。「精霊の家」と「学園祭組曲」の2編を収録。

 「精霊の家」は、華僑一族の後継者選びをめぐる、わりとオーソドックスな密室殺人もの。犯人が判明したあとのもう一つの結末がミソ。あと、冒頭の「ドアが壊れるの1枚も2枚も同じだよね」って台詞の使い方が、作劇的に面白い。

 「学園祭組曲」は、いつもの学校シリーズで、人が死なないほうの話。学園祭でさまざまな出来事が起こる“情報量が多い”状態の中から、だまし絵のように事件の真相が浮かびあがってくる感じが好み。そこが伏線だったか。そしてなにより、青春だなあ。

「信長島の惨劇」

信長島の惨劇 (ハヤカワ時代ミステリ文庫)

 本能寺の変の後、羽柴秀吉、柴田勝家、高山右近、徳川家康の4武将が、織田信長名義の手紙により三河湾の孤島に集められ、わらべ歌のとおり1人ずつ殺される。という、「そして誰もいなくなった」オマージュのミステリー小説。いわゆるバカミスに入るのかな。

 書評を見て、最初は出オチ小説になるんじゃないかと心配したけど、作者が田中啓文ということで期待して読んだ。「銀河帝国の弘法も筆の誤り」とかを書いた人だから、ベースのアイデアに安住せず、次々とネタを盛り込んで、もっと無茶苦茶にしてくれるはずと。

 という期待が満たされた。本能寺の変の原因がアレ(あの1980年代の名作映画が元だろうな)だとは。バカな話だけど、作中と、おおまかな歴史とにだいたい辻褄があっているのが力技。冒頭のナニが伏線とは。

 それにしても安土饗応こわい。

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