本を読む

読書やコンピュータなどに関するメモ

「絶対に行けない世界の非公開区域99」

 一般人絶対立入禁止の所を、写真や図をたくさん使って、1〜3ページずつ紹介している。子供向けの世界の秘密図解みたいなのを大人向けにした感じで、「男の子ってこういうのが好きなんでしょ」ってやつだ。

 CIA本部やペンタゴン、米国大統領執務室、バッキンガム宮殿、FSB本部などは、まあオーソドックスなところだ。また、HAARP研究施設やエリア51、ダルシー基地、コカ・コーラのレシピ保管庫、アララト山上の奇妙な物体などは、陰謀論の定番といえる。米墨麻薬密輸トンネルもよく言われる場所だ。

 でもそれら以上に面白かったのが、そもそも知らなかった場所だ。多いのが情報などの保管庫だ。たとえばスウェーデンのパイオネン・ホワイトマウンテンは、核攻撃に耐えられるよう作られた地下施設を、バーンホフ社のホスティングサービスのデータセンターに使っており、顧客にはウィキリークスもいるという。

 同様に、スイス・フォートノックスでは、「マウント10」社がスイス陸軍から地下壕を借りた場所にサーバーファームを置いて世界中から機密データを保存している。グラナイトマウンテン記録保管庫は、末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)が系図を収めた膨大な量のマイクロフィルム保管している。

 そのほか、ノルウェーのスバーバル世界種子貯蔵庫は世界中の植物の種子を地下に保存している。ロッキー山脈にあるADXフローレンス収容所は、米国の最も危険な囚人を収容している。エジプトとガザの間には、ガザ地区の密輸トンネルが何本も掘られているという。

 というわけで、知っていてもあまり役に立たないけど、ぼーっと見ていて楽しめる。グアンタナモ湾収容所みたいな負の施設もいくつか載ってるので、そう言うのはためらわれるけど。

 ちなみに、日本からは伊勢神宮がランクインしている。原著では福島第一原発を入れて「100」だったらしいけど。

Unicodeの濁点や半濁点のコネタ

 地域Linuxユーザーズグループ「小江戸らぐ」の2017年11月の月例会に参加して、「濁点の話」というコネタを発表しました。

濁点の話 from emasaka

 知ってる人はよく知ってる、Unicodeの濁点や半濁点の問題です。

 Unicodeの濁点半濁点とか、NFD/NFDとか、UTF8-MACとかいうと、macOSのファイル名の問題だと早合点されがちです。しかし、macOSではテキストの本文でもしばしば発生するし、むしろ正規化されていないぶん、もっと面倒だ、というのが言いたかったことです。

「Airbnb Story」

 シリコンバレーで成功したITベンチャーには珍しく、Airbnbはデザイナー2人が創業したという。後から1人のエンジニアが参加して、3人の創業者となった。

 「Airbnb」という名前も、もともと一室にエアマットだけ用意して泊める「エアベッド&ブラックファスト」(bed and breakfastは簡易ホテル、民宿)なのだそうだ。けっこうある時期まで、エアマットにこだわっていたり、ホストとゲストの交流にこだわっていたりしたとか。でも、そのへんを変えてきたのも成功要因の一つらしい。

 もともとサンフランシスコでデザイナーのカンファレンスが開かれたときに、参加者向けに自分の部屋に泊めるサービスをしたのが始まりだそうだ。そこから一般的なサービスとして始め、オバマが大統領になるときの民主党大会のときにも少し盛り上がったとか。

 でも特別なときしか利用が伸びず、シリアルに広告を貼って宣伝したりと苦しい策をやっていた。Yコンビネーターの面接でもポール・グレアムの反応は薄かったのだけど、そのシリアルを出して売り込んで合格したとか。なんでも、その泥臭い姿勢が認められたんだとか。ポール・グレアムいわく「君たちゴキブリみたいだ、絶対に死なない」。

 そのとおり、最初はかなり厳しい経営状態だったそうだけど、グロースハックでコツコツと工夫を積み重ねて成功にいたったとか。あと、Airbnbのエコシステムとして、たとえばホストを助ける会社なども起こっているところも、成長を支えているようだ。

 創業者3人の性格がそれぞれ違ったところも成功要因の1つらしい。チェシーは大変な勉強家で、経営のシロウトから始まり、さまざまな本を読みまくって、さらにさまざまな大物に会いまくってアドバイスを受けたという。Appleのジョナサン・アイブ、Facebookのマーク・ザッカーバーグ、Googleシェリル・サンドバーグ、eBayのジョン・ドナヒュー、Salesforceのマーク・ベニオフなどだけでなく、元CIA長官やシルク・ドゥ・ソレイユの経営陣、さらにはウォレン・バフェットにもアポをとって話をしたとか。本書では、そのへんの泥臭いバイタリティが成功の大きな要因として語られている。

 もう1人のゲビアは完璧主義者で、それが最初はよくても、社員数が増えるにしたがって社内の不満がたまってきたという。幸いそれを自覚することができて、「象、死んだ魚、嘔吐」という3つの枠で社員との対話を改善したとか。

 エンジニアのプレチャージクは、エンジニアであると同時にビジネス的なセンスももっていて、グロースハックもプレチャージクが持ち込んだとか。性格テストでは、経営メンバーの中で一番はずれていて、それがいい結果をもたらしていると診断されたという。

 ちなみに、プレチャージクがガールフレンド(後の妻)の就職(医師)にしたがってボストンに引っ越してリモート勤務していたものの、ちょうど最初の大型投資を受けたタイミングでそのガールフレンドのスタンフォードへの転勤が決まったというエピソードは、ちょっとできすぎかも(笑)。

 本書の構成では、サービスの便利さや企業の努力などのポジティブな話の章と、悪徳ゲストや悪徳ホストによる問題の章が交互に配置されているなと思った。印象を偏らせないような工夫なのかもしれない。

 あと、Airbnbホストが集まる公式イベントに目玉講演者として近藤麻理恵さんが登場した話が出てきて、話に聞くように米国の、Airbnbに関わるような層で人気なんだなと思った。

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