本を読む

読書やコンピュータなどに関するメモ

「ざんねんないきもの事典」

 タイトルだけでインパクトがある。さまざまな生物の、なんでそうなるの的なスペックや行動を、ほぼ1ページ1ネタのトリビア形式で紹介する本だ。各ネタにマンガっぽいイラストがついているし、漢字にはふりがなが振ってあるし、子供向けに作られているけど、大人が読んでも面白い。

 ネタをタイトルからいくつか拾うと、こんな感じ。詳細は本で。

  • カツオはこうふんするとシマシマの向きが変わる
  • ウナギの体が黒いのはただの日焼け
  • ツチブタの体は超かたい。でも、頭は超弱い
  • ワニが口を開く力はおじいちゃんの握力に負ける
  • メガネザルは目玉が大きすぎて動かせない
  • ミズスマシの目は上も下も見える。でも、前は見えない
  • オオアタマガメは頭が大きすぎて、こうらに入らない
  • 雨の日が続くとミツユビナマケモノは餓死する
  • スズメバチの成虫は幼虫から食べ物をもらう
  • タカアシガニは足が長すぎて、脱皮中に死ぬこともある
  • アライグマは食べ物をあらわない
  • トガリネズミは3時間食べないだけでうえ死にする
  • スカンクはおならがくさいほどモテる
  • キツツキは、頭に車が衝突したくらいの衝撃を受けている
  • イルカは眠るとおぼれる
  • バクは、おしりを水につけないとうんこが出ない
  • パンダが一日中食べ続けているササの葉にはじつはほとんど栄養がない
  • カメガエルは、はねられないし泳げない。水に入るとおぼれる
  • カメレオンの色が変わるのは気分しだい
  • サソリは紫外線を当てると光るが意味はない
  • ハダカデバネズミは、おしっこをかけられると子どもがうめなくなる
  • チーターはスピードに特化しすぎて肉食動物なのに弱い

Bash on Ubuntu on WindowsでPandocを動かすには

 Windows 10のAnniversary Updateで、Windowsカーネルに皮をかぶせてLinuxユーザーランドを動かすWindows Subsystem for Linux(WSL)と、WSLを使ったUbuntu環境のBash on Ubuntu on Windowsが入りました(β版)。

 Ubuntuのパッケージがそのままインストールするということで、汎用ドキュメント変換ツールのPandocをインストールしてみました。

$ sudo apt-get install pandoc

 カーネル的には入出力ぐらいで、そんな難しいシステムコールは使ってないだろうと思ったら、システムコールが足りないとエラーに。

$ pandoc foo.md -t html -o foo.html
pandoc: timer_create: Function not implemented

 検索してみると、この件は公式でもissueが立ってました(timer_create not implemented! · Issue #307 · Microsoft/BashOnWindows)。PandocはHaskellで書かれていて、GHCコンパイラーでコンパイルされたHaskellプログラムはデフォルトでインターバルタイマーを使うそうです。スレッド(ユーザースレッド)の実装に使うんだとか。

 これを回避するには、GHCのRTS(runtime system)オプションで「-V0」を指定してインターバルタイマーをオフにします(上記issueをもとに検証)。

$ pandoc +RTS -V0 -RTS foo.md -t html -o foo.html

 RTSオプションは環境変数GHCRTSで指定することもできます。

$ export GHCRTS=-V0
$ pandoc foo.md -t html -o foo.html

追記(2017.2.11):

Windows 10のビルド14986で対応したとのこと。

「数学者たちの楽園:「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち」

数学者たちの楽園: 「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち
サイモン シン
新潮社
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 これも寝つく前に頭を休める気楽な読書で読んだ。

 アメリカのおばかTVアニメシリーズ「ザ・シンプソンズ」とその姉妹作「フューチュラマ」には、ハーバード大学で数学の学位や修士・博士号をとった脚本家チームが参加していたという。本書は、そうした「ザ・シンプソンズ」の内幕と、登場した数学ネタの両方を、ノンフィクション「フェルマーの最終定理」を書いたサイモン・シンが紹介した本だ。読後感は、本書でも言及されているマーチン・ガードナーの数学エッセイあたりに近いかも。

 たとえば、映画やドラマ、アニメなどでよく、学者が黒板やホワイトボードに一面の数式を書いているというお約束のシーンがある。「ザ・シンプソンズ」では、おばか親父のフォーマーが、黒板に4つの数式を書いていて、その1つが「398712 + 436512 = 447212」。つまりフェルマーの最終定理を破っている式だ。実際にはこれは近いけどイコールじゃなくて、この数字は番組のためにコンピュータでいちばん近くなる組合せを求めたのだという。ちなみに、ほかの3つの数式も、同様に本物を知っている人向けに微妙にズレた数式を狙ったものだとか。

 また、数学好きの人におなじみのジョークというのも盛り込まれているらしい。たとえば「πr2は誰でも知っているが、今日のパイは正義(square)だ」というセリフとか。野球場の大型スクリーンに映された「8191」「8128」「8208」という数字とか。あと、しばしば出てくる「1729」という数字の謎とか。看板や本の書名など、小さく出てくる言葉にも数学ネタが仕込まれているのだそうだ。

 そのほか、数学パズルものとか、セイバーメトリックスの実践とか、さまざまな数学関連ネタが出ているらしい。しまいには、体と心を入れかえる機械で混乱するというエピソードを数学的に証明して、数学的にも意味のある「フューチュラマの定理」というのもできたんだそうな。

 ちなみに本書によると、投資家のウォーレン・バフェットも数学好きで、非推移的サイコロで相手を煙に巻いていたとか。さらにビル・ゲイツがそれを初見で見破ったとか。

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