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「ぼくのおじさん」

ぼくのおじさん (新潮文庫)
北 杜夫
新潮社
売り上げランキング: 58,487

 昨年、北杜夫の本がいろいろ絶版になっていたことに気付いた。いや、愛読していた10代の頃は主に図書館で借りていたので、売上にあまり貢献してなくて大きなことは言えないんだけど。

 というところで、児童文学「ぼくのおじさん」が映画化決定により新潮文庫で復刊されたのはめでたい。“おじさん”役に松田龍平ということだけど、やはりぐうたら居候キャラと丸眼鏡キャラが当たり役だからだろうか。

 いま読み返してみると、著者自身をモデルにしたという“おじさん”が、覚えている以上にインテリ系ダメ人間で情けないなあ(笑)。主人公の小学生を相手に知ったかぶったり、マンガをタカったりしているおじさんが、表紙イラストのとおりハワイを目指す物語。児童文学として、やさしい言葉でユーモラスに書かれてるんだけど、なにより文章がうまいなあと思った。

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「Q.E.D. iff」3巻、「C.M.B.」31巻

 人気コミックシリーズの最新刊が、今回も2冊同時発売された。今回はいずれも、特別企画「あなたを殺します。」により、読者がいろいろ、犯人や被害者やそのほかの人々として登場している。それもあって、1本のストーリーに多くの登場人物がからんで、にぎやかな話が多かった。

 以下、ネタバレに気をつけているつもりだけど、未読の方は念のためご注意を。

Q.E.D.iff -証明終了-(3) (講談社コミックス月刊マガジン)
加藤 元浩
講談社 (2016-02-17)
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 「Q.E.D. iff」は、「三人の刺客」と「自転車泥棒」の2編を収録。

 「三人の刺客」は、悪徳投資会社社長を三人の女性が同時に殺そうと企む倒叙形式の物語……なんだけど、三人の行動とが混線しまくって、被害者のキャラもあり、ピタゴラスイッチ的な「なんでこうなった」という最終形の不可解状況が謎となっているのがミソだ。

 「自転車泥棒」は、塔馬君の過去にからんだ謎の話。子供たちのなんでも屋を軸に、自転車屋の自転車が盗まれた事件の謎を追う。誰がやったかもそうだが、なぜ盗まれたか、そしてその件が今なぜ再び出てきたかが謎となっている。

C.M.B.森羅博物館の事件目録(31) (講談社コミックス月刊マガジン)
加藤 元浩
講談社 (2016-02-17)
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 「C.M.B.」は、「地獄穴」「ゴーストカー」「動き回る死体」「第27回探偵推理会議」の4編を収録。

 「地獄穴」は、土砂崩れによって現れた地獄穴と、そこを探検しようとする少年、そしてTV局がやってきて浮かれる村の様子から、謎が現れる。

 「ゴーストカー」は、いつもの同級生グループがキャンプに行った山の中で、死んだ画家のアトリエを舞台に、アルファロメオがなぜ木に引っかかっているかの謎と、遺産の分配の意図、消えた絵の謎を解決する。

 「動き回る死体」は、アパートの住人1人の死体を住人たちが押しつけあうドタバタミステリー。「あなたを殺します。」枠で、作家の宮内悠介氏もエキストラとして登場していた。

 「第27回探偵推理会議」は、「あなたを殺します。」枠で読者がミステリーファンとして登場し、ミステリークイズの形式で事件の謎ときを競うという趣向だ。題材は、フーディーニ風の水槽脱出マジックで起きた事件。事件のトリックでも解決でも、前提の部分をひっくり返しているあたりがミステリーとしてのトリックになっている。

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