本を読む

読書やコンピュータなどに関するメモ

「日経Linux」2015年8号

日経Linux(リナックス) 2015年 08月号 [雑誌]
日経BP社 (2015-07-14)
売り上げランキング: 1,258

 今回も発売から半月ほどたってしまいましたが、執筆に参加したので、報告と宣伝をかねて。

 特集1「Linuxデスクトップ維新 フリーソフト200」の執筆に参加しました。分野別のソフト58本の解説と、142本のミニ紹介の記事です。私が解説を書いた中では、RAW現像の「RawTherapee」、シューティングパズルゲーム「Frozen Bubble」、プラネタリウム「Stellarium」あたりが印象に残りました。

 58本はもちろん、小さく紹介されているソフトもさっくり目を通すと、便利なソフトが見付かるかも。

 自分関係はそれぐらいにして、以下、通読メモ。

 特集2が、「これなら使えるRaspberry Pi」。ハードとソフトの初期セットアップを冒頭に置いて、Part 1がRasspberry Pi 2を小型PCとして使う話で、ChromiumでFlashプラグインを使うところまで。Part 2が、Kodi(旧名XBMC)ディストロのOSMCやOpenELECでメディアセンターPCにする。Part 3が、Raspberry PiをNAS兼VPNサーバー兼DHCPサーバーにする。Part 4が、Raspberry Piを赤外線リモコンにする例。

 特集3が「キーボード&マウスの時短ワザ」。各種ショートカットキーや、マウスジェスチャーのツール、最後にキーボードとマウスのカタログ。

 特別企画で「Edisonで簡単IoT」。切手大マイコンのIntel Edisonを使い、Edisonプログラミングの基礎と、温度センサーの読み取りまで。Linuxが動く制御用のAtomベースCPUと、Arduino相当の処理をするMCUの2つのCPUがあるのね。

 上田隆一氏の「Raspbery piで始めるかんたんロボット製作」連載が、ドライバの準備と、センサーの出力の読み方、距離センサーの値からブザーを鳴らすところ、ボタンスイッチでの操作、PWMの基礎。

 Raspberry Piドローン連載が、Raspberry Piでhostapdを動かして無線APにし、スマートフォンからドローンを操作するところと、カメラ撮影用のFlashベースのWebアプリ。

 「Linux超入門連載」が、WindowsプリインストールPCのようにアプリを追加してインストールしつつ初回起動時にセットアップできるようにする「OEMインストール」の解説。

 新連載「LibreOfficeの書類作成術」が登場。今回は、Calcの関数ウィザードと、グラフ機能の使い方。

 中井悦司氏の「初めての“本格”サーバー構築」連載が最終回。今回はサーバーの稼働状態を把握するためのコマンドの使い方で、wコマンド、freeコマンド(RHEL/CentOS 7で出力形式が変わった)、vmstatコマンドに代わるdstatコマンド、psコマンドについて、実際にサーバーを極端な状態にして表示の変化を試している。

 まつもとゆきひろ氏の「作りながらプログラミング言語」連載が、ソケットについて。Steem言語でのソケット機能の書き方と、その実装方法を解説している。

 LPIC連載が、環境変数とパイプ用フィルターコマンド。PCリフォーム連載が、低価格の一体型PCにLinux Mint MATEをインストールし、プロプライエタリドライバを入れて、VLCやTotemでの動画を試す。カーネル新機能連載が、組み込み向けにマルチユーザー機能を削ってカーネルのサイズを縮小する(24KBほど)オプション。

 巻頭レポートが、COMPUTEX TAIPEI、軽量ディストロ「wattOS」、Raspberry Pi用RTCつきUPS、Treasure Dataの太田一樹氏インタビュー(テーマはIoT)、AllSeen Allianceインタビュー。フリーソフト連載が、インターネットラジオに強い音楽プレーヤーの「Guayaeque」。美女Linux連載が、cdやmkdir。世界のディストロ連載が、Arch LinuxをベースにKDC SCを採用した「Chakra」。

 みんな大好き「#!シス管系女子 Season 3」が、スペースの入ったファイル名を処理するためにforループでなくwhile readループを使う例。

「ティラノサウルスはすごい」

 ストレートすぎる書名にひかれて読んだ。

ティラノサウルスはすごい (文春新書)
土屋 健
文藝春秋
売り上げランキング: 2,235

 ティラノサウルスの化石は1980年以前に発見されたものは十体未満で、しかも1体のうち保存率が50%に行かないものがほとんどだったという。それが、1990年に保存率75%の個体“Sue”が発見され、さらに新しい標本の発見も続いて、1990年代後半からティラノサウルスの研究が飛躍的に進んだのだそうだ。

 ちなみにSueは、土地のややこしい権利関係から盗掘の嫌疑をかけられてFBIに押収され、公開が10年遅れたという経緯があるそうな。このへん、本書でも軽く触れられているほか、ドキュメンタリー映画「史上最大のティラノサウルス“Sue”の物語」(原題「Dinosaur 13」)で知った。

 本書はそんな変化の激しいティラノサウルス研究の現代について、一般向けに初心者にもわかりやすく、かつ多面的に解説していて面白く読んだ。本のオビにいわく、「親子で愉しむ恐竜読本」。精緻でありつつ、ときにかわいい図版やイラストも添えられている。ドラえもんやジュラシックパークシリーズでの描写の変遷から、ティラノサウルス観の変遷を見た第2章もあって、親しみやすい。

 また第3章では、ティラノサウルスの身体能力に関するさまざまな研究結果を紹介している。それによると、噛む力は3万5千ニュートンとアリゲーターの8.8倍で、もちろん頑丈な歯を備える。嗅覚はほかの恐竜に比べても発達。体温は30℃後半の慣性恒温性。歩行速度については、走れなかったという説から、鈍足だったという説、尾の筋肉により結構速く走れたという説まであるそうだ。

 同様に第4章ではさまざまな研究結果から生態を紹介している。幼体どうしのじゃれあいや、あの小さい前脚の使い方、骨折の痕跡、トリケラトプスの食べ方など。

 そのほか、当時の気候や、ティラノサウルス類の進化の過程、同時代の恐竜などの紹介も。一方、新しさを強調するために“羽毛が生えていたことに決定”といったような書き方をすることはなく、「祖先は羽毛が確認されている」「同時代の恐竜では大型種でも羽毛が確認されている」のように書かれていて、安心して読める。

Pushbulletをアンインストール

 自分の所有する、スマホ←→スマホや、スマホ←→PC、PC←→PCで、リンクやデータを送るのに、Pushbulletを愛用していました。

 で、なんかソーシャル機能を強化したらしいという話を聞き流しつつAndroidアプリをアップデートし、半日ぐらいたってからAndroidからPCにリンクを送ろうとしたら、こんなことに。

 以前は最初の画面で自分のデバイスを選んで通知を送れたのですが、最新版ではなぜか友人のリストが表示されています。で、自分のデバイスに送るには、いちど「Me」をタップして次の画面から送る必要があります。

 いやー、クリップボードを端末間で共有するようなツールで、友達との共有を優先するのってどうなんでしょうか。

 というわけで私は、Pushbulletのアプリやブラウザ拡張をアンインストールして、アカウントを削除しました。

追記2015.7.5:アップデートの2〜3日後に再アップデートがあって、友達リストと同じ画面に自分のデバイスが一覧表示されるようになったとのこと。私はアンインストールしてしまったので確認していませんが。

 | HOME | 

Categories

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Appendix

emasaka

emasaka

フリーター。
連絡先はこのへん

Monthly