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読書やコンピュータなどに関するメモ

「日経Linux」2015年2月号、「ラズパイマガジン」2015年春号

 次の号がもうすぐ発売されるのでもはや宣伝にならないような気もしますが、「日経Linux」2015年2月号の執筆に参加しました。ようやく通読したので、いちおうメモとして。

 執筆したのは特集2「これから始めるRaspberr Pi」の、PCとしての利用とサーバーとしての利用のパートです。ただ、この号が印刷所に入った直後、Raspbianのクリスマスリリースで、画面ががらっと変わってしまってちょっとびっくり。違いは主に次の2点です。

  • デフォルトでLXDEのバーが(下端ではなく)上端に
  • 下手にフォントを追加すると、かえって日本語が美しくなくなる

 それはさておき、特集全体は、ハードの紹介と、PC/サーバーとしての利用ときて、電子工作の例でパンチルトカメラの制御まで。

 自分関係はそれぐらいにして、以下、通読メモ。

 ラズパイ関係では、「プログラミングでラズパイを楽しく動かそう」連載が、8×8のドットマトリックスLEDを駆動して、英数字を表示する話。「Raspberry Piで始めるモノ作り超入門」連載が、電流計の接続と、オームの法則。あと、巻頭のLinuxレポートでも、日経Linuxと日経ソフトウェアの「みんなのラズパイコンテスト」結果発表があった。

 そっち系では、短期連載のBeagleBone Blackで家庭菜園の連載が最終回。Webコンソールを作るということで、いきなり著者さんの本職という、Dockerイメージで公開しているErlangアプリをArch Linux ARM上のDockerで動かすという話に。

 特集1が、「Windowsユーザーでもハードで丸わかりLinux」。PCとLinuxの組み合わせの解説で、Ubuntuのインストールや、市販PC 10機種でのインストール確認、自作PC入門、といった内容。

 特集3が「これで安心! Linuxセキュリテイ」。ディスク暗号化、フォルダー暗号化、ウイルス対策、パスワードマネージャー、gufw、AppArmor、ssh公開鍵認証、SSDのSecure Erase、PCを探すPrey。コラムとして、Shellshock脆弱性について、レッドハットの中井悦司氏が解説している。

 その中井悦司氏による連載「Dockerを支える技術」が最終回。cgroupによるコンテナのリース管理と、そのsystemdからの操作、オマケとしてDocker Hubでの検索やアップロードについて。

 まつもとゆきひろ氏の「作りながら学ぶプログラミング言語」が、いよいよlex(flex)とyacc(bison)のソースを作り始めて、実際にGitHubで公開。

 「CentOS 7で実践するイマドキのインフラ構築入門」連載が、LVMとBtrfsの使い方。青田直大氏のカーネルハッカー連載もBtrfsの話で、こちらはBtrfsの仕組みの話。

 復活PC+Linux連載が、Core 2 Duoマシンに、出たばかりのFedora 21を入れて、Chef Soloに代わるChef Zeroでサーバーをセットアップする話。

 「もっと使えるLinux超入門」が、Ubuntu Serverをインストールして、Tiny Tiny RSSを動かす話。LPIC連載が、top、uptime、w、free、ps、df、du、nmap、netstat、lsofといったモニタリング系コマンド。

 そのほか、巻頭のLinuxレポートが、Chromebox、Fedora 21、Raspberry Pi用PHSモジュール。フリーソフト連載が、スマート家電をまとめてコントロールする「openHAB」。美女Linux連載が、固定IPアドレス設定とApache httpdのインストール。コミュニティ訪問が、Firefox OSコミュニテイ。

 「#!シス管系女子 Season 3」が、「||」でのフォールバック処理。谷町先輩も登場するのでファンの方はチェックw。

ラズパイマガジン 2015年春号 (日経BPパソコンベストムック)

日経BP社 (2015-01-15)
売り上げランキング: 2,083

 同じく1月にムック「ラズパイマガジン」2015年春号も発売されました。「日経Linux」のRaspberry Pi記事の総集編です。マンガ「ハルロック」とコラボした回の記事も載っています。

 上で紹介した「日経Linux」2015年2月号の記事も再掲されていて、これは印刷所に入る数日の差を利用してクリスマスバージョンのRaspbianに内容を合わせてあります(主に担当編集者さんの努力)。

Clojureの遅延シーケンスの評価順序

user=> (defn pr-x2 [n] (println n) (* n 2))
#'user/pr-x2
user=> (->> '[3 5] (map pr-x2) (map pr-x2))
(3
5
6
10
12 20)
user=> (->> '(3 5) (map pr-x2) (map pr-x2))
(3
6
5
10
12 20)

 元がベクターかリストかで評価順序が違うのね。知らなかった。

「百合子のひとりめし」

百合子のひとりめし
百合子のひとりめし
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久住昌之 原作 ナカタニD. 作画
復刊ドットコム

 久住昌之原作による、“女主人公版「孤独のグルメ」”。いちばん違うところは、主人公が離婚したばかりのドジっ子アラサー美女で、それまでひとり飯の経験がないこと。店選びもよくわからないし、店に入ること自体にも勇気をふりしぼるという設定になっている。で、「かっこいいスキヤキ」「食の軍師」的な自意識空回りネタもあり。でも、最初がいきなり大阪の新世界って(笑)。

 もともと2004年に雑誌で7回で打ち切りになって、自費出版で単行本を出したものが、2014年に復刊ドットコムから初商業出版されたらしい。で、2年後を舞台にした続編も2話収録されている。2年後のヒロインは、ちょっとたくましくなって、でもドジっ子。

 さらにおまけとして、久住昌之による原作のサンプルが載っているのも見所だ。雑誌掲載時の原作は「ネーム原作」というタイプ。これは、原作者がラフなマンガ形式で渡すものらしい。こういうシステム、知らなかった。

 一方、続編はシナリオ形式の原作。マンガ家さんが独自にちょっとしたエピソードを追加して話を盛り上げていたりするのも興味深い。

「侠飯」

侠飯 (文春文庫)
侠飯 (文春文庫)
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福澤 徹三
文藝春秋 (2014-12-04)
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 さえない大学生の日常+ヤクザ+賄いグルメ、という変わった組み合わせを、ラノベっぽいライトな文体でまとめたエンタメ小説。結末もさわやか。分量が短いのでさくっと読める。

 主人公は、「Fランクに近い大学」(作中より)に通い、友達も3人ぐらいしかいなくて、ネトゲで夜更しして部屋は散らかりっぱなしだったりする大学生。就活で悩んだり凹んだり、友達と馬鹿話をしたりの話が展開される。

 この主人公がある晩、暴力団の抗争の現場に居合わせ、その片方の2人が隠れるために主人公の部屋に居着く。一人は30代の組長で、無類の几帳面で料理にこだわりを持っている。で、凄んだり説教したりはあまりしないのだけど、いっしょに暮らす中で主人公は少しずつ変わっていく。

 その料理は、手のこんだものというよりは賄い料理やツマミの感じで、リアルな感じでおいしそうだ。いきなり残りもののカマボコとネギと卵で、ぱっと食べるものを作ったりするし。そのほか、チャーハンや麻婆豆腐などの身近な料理から、ちょっとひねった料理まで作られる。無理せず、レトルトカレーを使ったり、味覇を使ったりもするし。と思うと、やけにこだわって高級な食材を使ったりもする。

 以上を一言でまとめると「就活とヤクザのクッキングパパ」といったところだろうか(笑)。

 ちなみに、インタビューによると、作者さんは水商売からデザイン・広告の世界を経て、専門学校講師、そして作家になったとのこと。その経験がそれぞれ、ヤバイ男や料理、就活、制作プロダクションなどの描写に活かされているらしい。

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