「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」
扶桑社
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いまさらながら、BOOKOFFの100円コーナーで購入。ビバ100円コーナー。
一貫性を求めたり、過剰な意味づけをしたりせず、ひろゆき語録として読むと面白いんじゃないでしょうか。
以下、同意かどうかはさておき、語録の抜粋。★は私にとってのツッコミどころ(釣り?)。
- 「BBSピンク」という2ちゃんねると同じシステムを使用しているアダルト系のWebサイトは、ジムというカリフォルニアに住んでいるサーバー会社のオジさんが運営しています。
- 新宿南口にあるドーナツ店は、朝7時から行列ができていますが、そのお店のドーナツを食べてみても所詮は普通のドーナツ。美味しいといえば美味しいけど、今までと違った画期的なドーナツではないのです。
- (グーグルのサービスは)バブル時代の「カネボウ」がペンタゴン経営と称し、ゴルフ場経営していたのと同じ原理です。
- 「○○をしない」と堂々と言うことは、「いつか自分は○○するよ」という意味だと、僕は考えています
- グーグルアドセンスのアカウント登録が削除されると、そこにプールされていた金額が、元アカウント所持者の手元に入ってきません。しかも、グーグルはアカウント所持者がプールしていた金額を、広告掲載をしたクライアントから既に受け取っています。
- 受信料と税金で経営される「NHK」が嫌われて、民放のテレビ局が嫌われないのと同じ原理です。
- もともと他のサイトにすればコストでしかなかった検索を、置いておくだけでお金が入るシステムにしたという発想の転換は素晴らしいとしか言いようがありません。
- 「ウェブ進化論」の梅田さんに対して、カリスマプログラマーである小飼弾さんが、ブログ上で、「それで、梅田さんは、「はてな」でどんなコードを書いたの?」という反論をしていました。★
- はてなというのは、ブログを書くと、そのブログ内の単語に自動的にリンクがつくようになっているのですが、そのプログラムのソースが公開されたことがあります。(略)ものすごい量を羅列しただけのソースコードだったのです。★
- 今もあるサービス、「ライブドアRSSリーダー」★
- (日本経団連は)外資株保有比率50%前後の「キヤノン」の会長、御手洗富士夫さんが会長を務めています。
- 孫さんは病気だともいえます。(略)何か家で嫌なことでもあったのかと心配になるほどです。
- AS番号を取得したYouTubeに直接繋がなかった場合、大金を支払って他のデータセンターを経由して繋ぐことになる。それよりは、YouTubeそのものを直接買収してしまったほうが安い
- (ニコニコ動画の)ユーザーにとって、観ている動画はどうでもいいことに気がつき始めたのです。
- (動画配信の広告には)CM用の動画を作る予算がある企業しかクライアントに選べないことになる。
- 著作権法上の処理をしっかりと行っている企業がバカを見て、著作権を無視し広告収入を得ている企業に16億5000万ドルの値がつく。
- アメリカはテレビ局が多く連携が取れないので、テレビ各局がその都度、YouTubeに通報するぐらいなら、提携してしまおうという考え方になる。
- しかし、それは無料でユーザーが置いているものなので、基本的には価値がないものです。
- 無料でサイト内に書き込まれたものの中には、信用できるものと信用できないものがあります。(略)企業がインターネットに書かれている情報を信用し、利用しているかというと、そんなに信用していないと思います。
- セカンドライフは"つまらない"と確認をすることが大変
- シンクライアント自体は、携帯電話を使ったインターネットでは流行すると思っていますが、携帯電話意外の分野では難しいのではないでしょうか。
- (FONは)一時期のウィニーと同じように、使用禁止になってしまうのではないかと考えています。
- グーグルよりも携帯電話会社のほうが、体調管理もしやすいです。(略)ということについて携帯電話会社は発言しません。★
- インターネットの未来は明るいと言っているのは、おそらくバブル世代だけではないかと感じてしまうのは、僕だけなのでしょうか?(笑)
- APIの公開ということ自体が、所詮、ビジネスだと思っているんですよ。(略)「でも俺らより儲けたら潰すぜ」というサービスなんです。
- 堀江さんがライブドアのブログにいろいろ書いてRSSで配信し、ライブドアのRSSリーダーをダウンロードさせようとする★
- インターネットには市場原理しかない
- 例えば北朝鮮は敵だと思っている人は、今の日本でも多いと思うんですけど、それが本当に正しいのかどうかというと僕は微妙だと思っています。
- 例えば「ニートの代表です。朝日新聞」みたいなことになってしまったら、今度はニートが2ちゃんねるからいなくなるわけじゃないですか。
- 訴訟を起こす側は数千円ですむのですが、訴訟を受けた側は勝訴したとしても、弁護士費用で100万円近くを払う必要があるのです。
- P2Pに似た、1台のコンピュータがすべてのコンピュータに繋がるという技術は、一応存在しますが、ウィンドウズが周りのディレクトリサーバーを探すとき、それも大抵はプリンターを探すために使われているぐらいで、ほかでは普及していません。★
- 何もしないことに関しては、誰も責任を取る必要がないのも日本の文化です。
- (ダウンロード板の"神"は)日本人のモラルからすると義賊と呼ばれても差し支えのない滅私の行為を行っているわけです。
- (2ちゃんねるの)ユーザーの年齢層は、昔から高いままです。
- メディア側がインターネットでの出来事をどんどん報道してしまうことで、リアルとインターネットの情報が密に紐付けされるようになり、結果的にインターネットの出来事がリアル世界での常識とリンクし始めてしまったことは問題でしょう。
- 最近では、新聞やテレビではなく(略)2ちゃんねるに書かれていることは信用している人(略)もいるわけです。(略)宗教に騙されたから悪徳商法にいくのに似ています。
- 最近ではアルファブロガー同士がリアルに繋がり、クローズドなサークルを形成しつつあって、その状況が逆にマイナスを生んでいるという事実もある。
- ヒエラルキー構造が崩れたとき、人は新たなヒエラルキーを探してしまう。
- (ヤクザ方面からの締めつけは)たまに、チンピラの方が文句を言ってくることはありますけど、表向きにはないです。
- インターネットのない頃に1億円稼げと言われたら、相当難しくないですか?
- 例えばミクシィと「ペンタックス」の比較で、今、時価総額はミクシィのほうが高いんですよ。
- 価値のある会社であれば、株式市場に出して手放す必要はないんですよ。
- カード会社のVISAとマスターって、株主の上に行くと実は同じ会社なんです。
- 日本がODAで供出したお金で、その国は武器を買って戦争していたりする。
- 僕は、ユーザーがモジュールを作って、それをPerlユーザーが好きに使えるという「CPAN」だけが信用ならんと思うんですよ。
- Webサイトのユーザー数を(略)選べというと、みんな100万人を選ぶ。でも、実際のユーザー数は100万人いないのだから、その場合は10万人規模で作ったほうが早いし安い。
- 「make world」って、デフォルトだと500以上は繋げられない回線を変えるために、アパッチ自体のコードを変えるOSのチューニングコマンドのことですよね?★
- コネクションが増えたときの落ち方として、リナックスはなんだか知らないけど落ちる。でも、FreeBSDはサーバーごと落ちてくれる★
- そういう(すごい)コードが出てくるのって、日本人が暇だからだと思いますよ。しかも、能力が高い人が暇をしている。
- 別にインターネットを開かなくても現実のリアルワールドだけで幸せを感じる人は、大勢いるじゃないですか。
- マウスはすごい発明だったんですよね。
- タッチパネルのパソコンは(略)昔からあったじゃないですか。(略)まったく売れなかったのに、今はDSのタッチパネルがブームになっている。
「のぼうの城」
この男、果たして賢か愚か…
痛快歴史エンターテイメント小説。いまけっこう売れてるらしいのだけど、読んでみたら本当にべらぼうに面白かった。
時代は本能寺の変の8年後。秀吉が北条家の関東を制圧している中、ただ1つだけ、秀吉軍の攻撃から守り抜いた城「忍城」があった。しかも、石田三成や大谷吉継が率いる精鋭部隊2万に対し、主力部隊が小田原城に行った残りの武士+ほとんどが農民で構成されるたった2千。そりゃ「墨攻」かよと思うけど、史実が元になっているそうだ。
この戦を率いたのが、「でくのぼう」を略して「のぼう様」と呼ばれる、智も仁も勇もない、デブでブサイクな総大将、成田長親。この裸の大将のような男を主人公に、親友で猛将の正木丹波と、敵の大将の石田三成の視点を中心に、合戦を描く。
とにかく人物造詣がいい。魅力的な主人公を、あえて内面を描かずに最後まで謎のままとし、丹波や三成の目からその計り知れなさ・つかみどころのなさを描いている。また、上杉謙信への憧れから努力で武と智を兼ね備えた武将となった丹波、そのライバルで乱暴者ながら実はこっそり女子供にやさしい憎めないキャラの和泉、ひ弱さのコンプレックスをバネに兵法を猛勉強した自称天才のナマイキ若侍キャラの靱負という、「蒼天航路」でいえば劉備・関羽・張飛・孔明みたいなキャラが印象的だ。ほかにも、甲斐姫やら、かぞうやら、明嶺やら、はては敵役の三成まで、とにかく登場人物のキャラが立ちまくっている。
もちろん、合戦のシーンもぐいぐい読ませる。丹波もカッコよくキメてるし。
なんというか、武将に学ぶビジネス術とかそういう戦国ものにありがちな抹香臭いことは抜きにして、面白い小説を読みたい人におすすめ。
ちなみに同じ戦を描いた小説に山田風太郎「風来忍法帖」がある。戦の内容は違うけど、農民ががんばっているところは共通しているなぁ。忍法帖シリーズでも飛び抜けて能天気なタッチの異色作だけど、これもめっぽう面白い小説。そういえばこちらもダメ人間っぽいオフビート感覚が面白い話だ。
講談社
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「Googleを支える技術」
技術評論社
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1年ちょっと前、「グーグルが従業員を子供扱いすることでつなぎとめている件」というエントリーが一部でちょっとした話題になった。これを読んで、技術者の待遇について論じる人もいれば、「GFS(Google File System)の信頼性のなさ」という部分に反応する人もいた。
本書は、後者のような、GFS・Bigtable・MapReduce萌えな人が楽しめる本。Googleの技術者たちが書いた論文や公開資料を元に、主に分散処理の技術について、詳しくかつ平易な言葉で解説している。私のような非技術者にとって、各要素技術についてそれぞれ意味やメリットを説明しているところがありがたい。IT系名編集者の星さんが本書の企画に嫉妬しているけど、まったくだ。
ちなみに本書によると、上記の信頼性に対するGoogleの考えは、ハードウェアよりソフトウェアでの対策で動き続けるようにするというものだそうだ(本書pp.44〜45あたり)。
ちょうどGoogle App Engineがオープンしたし、Bigtableでいろいろ試すのも楽しいんじゃないでしょうか。
以下、自分のまとめとふりかえり。
- 初期の検索システム
- 単語インデックス、転置インデックス:Barrels
- ランキングは検索ごとに行わせる
- 検索システムの大規模化
- wordID切りでのインデックス分割から、docID切りでのインデックス分割へ
- 同じwordIDによる検索を分散する:shard
- wordID切りでのインデックス分割から、docID切りでのインデックス分割へ
- GFS(Google File System)
- 分散ファイルシステム
- 最低数百MBの大きなファイルが対象
- ロック機構なし
- キューになった追記が書き込みの基本
- 読み込みは最寄りから、書き込みは複数のサーバーへ
- 失敗したら成功するまでやりなおす
- コピーオンライトによるスナップショット
- Bigtable
- 自在な多元キーによるハッシュのような、一種のデータベース
- タイムスタンプを持つ
- データ型はない(BLOB相当)
- GFS上
- タブレットサーバーという単位で分散される(100〜200MB程度)
- 読み込み専用のSSTableから構成
- インデックスがメモリ上のmemtableに
- 書き込みはGFS上のコミットログ+memtableに
- memtableが大きくなると新しいSSTableに書き出される:マイナーコンパクション
- SSTableが増えすぎたら1つのSSTableに統合:メジャーコンパクション
- Chubby
- ロック機構のあるファイルシステム/データベース
- 大部分のデータは1KB未満
- Windowsのレジストリのようなもの
- 元はBerkeley DB上で実装
- GFSのデータのロックにも利用
- 内部のDNSがわりにも
- MapReduce
- 分散データ処理技術
- Map:各ノードで適用するフィルターのようなプロセス
- シャッフル:MapからReduceに行く前に、各ノードのデータをまとめる
- Reduce:各ノードの値を集計するプロセス
- Sawzall
- MapReduceを簡単に実行するためのDSL
- フィルタとアグリゲータを定義する
- 静的型
- 副作用なし
- アグリゲータは(Sawzallレベルでは)既存のものを指定
- 運用コスト
- マシン代がいちばん
- 電気代はハードウェアほどではない
- が、電力設備コストは大きい
- CPUの消費電力傾向もGoogleの実例からわかる
- インデックスサーバーは分岐予測ミスが多く、高クロック多段パイプラインのCPUは不利
- マザーボードの電源を12Vに統一することで電源ユニットのロスを劇的に減らす
- 種類の違うサーバーを同じPDU(電源ユニット)に配置することで、ピーク電力をならす
- HDDの故障傾向もGoogleの実例からわかる
- 使用期間、頻度、温度と故障の相関関係は高くない
- スキャンエラーやリアロケーション数は故障と相関関係が高い
- が、故障予測に使えるほどではない
- シークエラー、CRCエラー、パワーサイクル、振動とは相関関係は高くない
- 全米の大規模データセンター
- その土地の電力の価格や供給量に特色?
- 新しいクローラBigdaddy
- Web検索、ブログ検索、Google Newsなど複数のクローラのためのプロキシ
- 2006年時点で800TBのデータ
- User-AgentをMozillaにしてgzip圧縮が効くように(Accept-Encodingじゃなくて?)
「銭」6巻
エロ本編の後半と、葬式編の前半を収録。とりあえず「葬儀屋をなめんな」ってことで。
本書のふりかえりとまとめは「続きを読む」で。
「ジエンド炎人」1巻
X-MENふうの、ミュータント対決物語。とまとめると面白さが伝わらないのだけど、村枝アニキの筆にかかると、ぐいぐい読まされる。「仮面ライダーSpirits」がすきな人、特にストロンガー編あたりで泣いた人は読むべし。
あっ、そういえば、吉田聡師匠ばりに主人公が高校生ってパターンって、実はありそうで少ないですよね。
講談社
bashでワンライナー
ちなみに、「Emacsでワンライナー」で書いた例は、もちろんbashの内蔵コマンドだけでできます。
$ echo 'Hello, World!' Hello, World! $ ps aux | while read a b c; do echo $b; done PID 1 2 3 4 (以下略)
Emacsでワンライナー
乗り遅れ感はありますが、Emacs Lispでワンライナーを試してみます。
まずHello, World。
$ emacs --batch -Q --eval '(progn (princ "Hello, World!")(terpri))' 2> /dev/null Hello World!
awkふうに、ps auxの第2フィールド(PID)を抜き出す例。
$ ps aux | emacs --batch -Q --eval '(condition-case nil (while t (princ (cadr (split-string (read-string ""))))(terpri))(error t))' 2> /dev/null PID 1 2 3 4 (以下略)
EOFから正常終了させるのにcondition-caseを使っているのがイマイチなので、もっと簡潔で直感的な方法があったら教えてください。
Bash on Railsを作る(13) ソース公開します
bashの内蔵コマンドだけでいかにRuby on Railsっぽいことをやるかというパロディ企画です。
ソースコード公開キボンヌ。
ってことで、心の師である「uni+」にちなんで、エイプリールフールにソースを公開してみます(本当)。実は公開するタイミングを失ってただけですが。
そういえば、ちょうど連載13回というキリのいい数字ですね。
注意:Bash on Railsは、実用性を無視したパロディソフトです。誤解のないようお願いします。






