本を読む

読書やコンピュータなどに関するメモ

「銭」4巻

 金勘定マンガ。内容はナニ金ばりのドロドロで身も蓋もない話なんだけど、案外さわやかなまとめかただったりする。帯の推薦文が山田真哉氏というのも妙に納得。

 今回は、ブリーダー、声優、骨董品がネタ。声優編では、枕営業の損益なんてとこまでネタにしながら、たくましく生きる本人たちの姿をさわやかにまとめていて面白い。

 しっかし、骨董品編は、これまで以上にドロドロしたネタで次巻に続くになっている。単行本派なので、続きが待ち遠しい。

銭 四巻
銭 四巻
posted with amazlet on 06.09.20
鈴木 みそ
エンターブレイン (2006/06/26)

「荒野の蒸気娘」1巻

 あさりよしとおの「要脳内補完コミック」。

・補完後:
美人姉妹が、やさしいおにいちゃんと旅しながら、デビューしたり、絆を確かめ合ったり、体を探られたりする物語。

・補完前:
蒸気機関の巨大ロボットが、ロボットを売って一攫千金を狙うB級のいきだおれペテン師と、マッドマックス2みたいな世界の荒野を旅する物語。

 笑った。

荒野の蒸気娘 (1)
荒野の蒸気娘 (1)
posted with amazlet on 06.09.20
あさり よしとお
ワニブックス (2006/01/25)

「HAL 新装版」

 「このマンガには、一部真実が含まれている場合があります」

 ということで、科学解説マンガのパロディーのマンガ。「まんがサイエンス」の作者がよくやるなぁ(笑)。だいたいのところ、嘘を中心にちょろっと本当の話が出てくる感じで、上記キャッチが笑える。むしろ、本当の話が出てくるところのほうが笑えるように作られている。

 前に出ていた本の復刊だそうだけど、元の本は知らないので、そのへんはパス。

 面白いけど、シャレのわかる人にだけおすすめ。

HAL―Hyper Academic Laboratory
あさり よしとお
ワニブックス (2006/01/25)

「さよなら絶望先生」4巻

 あいかわらずの久米田マンガだ。重箱の隅をつつきながらも、あるあるネタとしてはまりまくるところがすばらしい。だからってどうってことはないけど。
 自虐ネタのところで「出たよ得意のカワイソぶり」とツッコんでみたり。やっぱりひねくれてるなぁ。

 巻末の「異色対談」もすがすがしいまでに一発ネタ。

さよなら絶望先生 4 (4)
久米田 康治
講談社 (2006/06/16)

「根こそぎフランケン」1~8巻

 麻雀マンガ。また全巻読み返した。何度読んでも面白い。

 麻雀マンガは大人のコロコロコミックみたいなもので、ヤクザでも麻雀の勝負の結果に従ったりする。現実はきっとそんなわけないと思う。

 本作の主人公は、天然系爆運雀師のフランケンと、頭脳派雀師の竹井。どちらかというと負けてトラブルというより、勝ってトラブルという話を、上記のような視点から描いてみせるのがミソ。

 あと、ハングリーに勝とうとする田村や、サギ氏の江藤なんてところも含めて、すべてのキャラがすごく面白い。

根こそぎフランケン 1 (1)
押川 雲太朗
竹書房 (1996/11)
売り上げランキング: 289,991


根こそぎフランケン 2 (2)
押川 雲太朗
竹書房 (1997/10)
売り上げランキング: 282,809


根こそぎフランケン 3 (3)
押川 雲太朗
竹書房 (1998/05)
売り上げランキング: 215,967


根こそぎフランケン 4 (4)
押川 雲太朗
竹書房 (1999/10)
売り上げランキング: 215,966


根こそぎフランケン 5 (5)
押川 雲太朗
竹書房 (2000/04)
売り上げランキング: 147,609



根こそぎフランケン 6 (6)
押川 雲太朗
竹書房 (2000/06)
売り上げランキング: 257,826


根こそぎフランケン 7 (7)
押川 雲太朗
竹書房 (2000/10)
売り上げランキング: 216,442


根こそぎフランケン 8 (8)
押川 雲太朗
竹書房 (2001/02)
売り上げランキング: 172,547

「眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く」

 「動物は見ためが9割」。

 …ということもないが、カンブリア紀の生物の「色」「捕食行動」「防御」などを詳しく考察したあと、帰結として「眼の誕生」がカンブリア紀の進化の爆発をもたらしたと結論づける本。といっても、堅苦しい本ではなく、現在の生物の話など博物的に話を広げながらやさしく解説してくれる。

 なお、著者によると体の内部こそが種のを決めるものであり、眼を含む外部は収斂進化の産物で、先カンブリア紀に発生した種たちが外部を変化させたのがカンブリア紀の爆発ということらしい。

眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く
アンドリュー・パーカー 渡辺 政隆 今西 康子
草思社 (2006/02/23)

「カンブリア紀の怪物たち」

 カンブリア紀の爆発と呼ばれる現象により、カンブリア紀には爆発的な数の生物が生まれた。本書は、その時代の生物について解説する一般向け解説書。

 そんな固いいいかたはさておき、バージェス頁岩から発見された化石からは、アノマロカリスやオパビニア、ハルキゲニアなど奇想天外な姿をした生物が発見されていて面白い。また本書では、バージェス頁岩以外からの発掘成果も解説されている。

 スティーブン・グールドの「ワンダフルライフ」とあわせて読むと楽しいと思う。ただし著者はスティーブン・グールドには批判的だ。グールドの広げた風呂敷を本書である程度畳んだ(それでも驚異的だが)という意味でもワンセットで読みたい。


カンブリア紀の怪物たち―進化はなぜ大爆発したか シリーズ「生命の歴史」〈1〉
サイモン・コンウェイ モリス Simon Conway Morris 松井 孝典
講談社 (1997/03)
売り上げランキング: 33,157

「C.M.B.」1~2巻

 「Q.E.D.」の加藤元浩氏による推理マンガ。Q.E.D.の主人公のイトコという設定なのかな。頭のいい少年+活発な少女という組合せはいつものとおり。ここでは主人公は博物学系の(無邪気な)天才という設定だ。

 いまのところ、怪奇現象の謎を論理的に解く、というのが狙いの様子。「Q.E.D.」と比べると、余詰めなしの論理性はやや引きつつ、謎の大きさのほうに重心を置いているようだ。といっても、謎解きそのものや、伏線の張りかたは、あいかわらずみごとだ。

 1巻では人体発火と博物館の幽霊を、2巻では謎のビルと能面の呪いを扱っている。呪いの回では、「呪い」の存在をトンデモにならない形で読者が納得させられる構成にあっといわされた。

C.M.B.森羅博物館の事件目録 1 (1)
加藤 元浩
講談社 (2006/03/17)


C.M.B.森羅博物館の事件目録 2 (2)
加藤 元浩
講談社 (2006/05/17)

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