本を読む

読書やコンピュータなどに関するメモ

「 ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち」

著者:Paul Graham
出版社: オーム社
ISBN: 4274065979

 Lisp万歳!の本だということで読みました。いやー、Lispはすばらしい。ちなみに著者はクロージャーが好きでクラスが嫌いな模様。

 それはさておき、本書はタイトルどおり、天才を大切にしようという話を中心にしたエッセイ集。というか、ポール・グレアムというハッカーの考え方を具体的に説明していて面白い。

 ところで、「スパムへの対策」の章で「見分けにくいスパム」として上げられている例は、ひところスパムでよく見掛けたのが笑える。もちろん、ベイジアンなスパムフィルタでスパムと判別されていた。

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち
ポール グレアム Paul Graham 川合 史朗
オーム社 (2005/01)
売り上げランキング: 6,005

「 ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる」

著者:梅田 望夫
出版社: 筑摩書房
ISBN: 4480062858

インターネット住人が漠然と感じていたことを整理して提示してくれる本。

「やられたー!」のひとことです。


「ろくろ首の首はなぜ伸びるのか 遊ぶ生物学への招待」

著者:武村 政春
出版社: 新潮社
ISBN: 4106101483

 妖怪など空想上の動物について生物学の目から考察するジョーク解説書。

 たとえば、耳を翼にして飛ぶ首だけの妖怪「飛頭蛮」であれば、どういう耳の構造になっているかを考察している。ここで、循環器系や消化器系が解説されていないのは整合性がない、などという野暮な意見はナシである。

 各節ごとに、生物学上の現象を解説する「~の話」、妖怪について解説する「~についてのデータ」、妖怪が実在するものとして生物学的に論じる「考察」の3パートから成っている。「話」と「データ」のパートにギャップがあって、ちょっとした伏線になっているのが興味深い。

 面白く読めた。


国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

著者:佐藤 優
出版社: 新潮社
ISBN: 4104752010

 題名を見て、自分の無罪を正面から訴えている本かと思って敬遠していた。が、読んでみたら中身はスパイ大作戦で、とても面白かった。

 著者は非常に頭のいい人だと思う。文章が非常に明晰で、難しい言葉やもってまわった言葉を使わずに複雑な事情を説明している。編集者がやったことかもしれないが。
 さらに、解説を1ページ以上続けることもなく、かならずエピソードをはさんでいるのもうまい。自分のメッセージも直接読者に向かって言わずに、エピソードや対話という形で見せている。読者に読ませたい本を、登場人物への推薦という形にしている工夫も見られる。

 だからこそ著者の情報のプロぶりに警戒を抱くし、主人公や鈴木氏の完璧超人としての描写にも眉に唾をつけるざるをえないわけだが、そのへんも読者が考える材料という意味を含めておすすめ。

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて
佐藤 優
新潮社 (2005/03/26)
売り上げランキング: 733

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